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木工ブース・システムブース・ファブリックブースの違いと選び方|費用・納期・再利用性・環境負荷を徹底比較

2026.03.31
装飾

展示会に出展する際、自社の製品やサービスを「どのように見せるか」は、当日の集客と成果に直結します。
そのため、自社製品を紹介する場となるブースは、来場者の注目を集めると同時に、製品の魅力を最大限に伝えられる空間に作り上げる必要があります。

展示会で用いられるブースは、主に、木工ブース・システムブース・ファブリックブースの3パターンです。
それぞれのブースは、制作方法や費用、設営時間、再利用性などが異なるため、特徴やメリット・デメリットを理解し、自社に最適なブースを選択することが重要です。

本記事では、木工ブース・システムブース・ファブリックブースの違いから、展示会の目的や予算に合わせて最適なブースタイプを選ぶポイントまで、丁寧に解説します。

木工ブース・システムブース・ファブリックブースの違いと選び方|費用・納期・再利用性・環境負荷を徹底比較
目次
  1. 展示会の木工ブース・システムブース・ファブリックブースの違いについて
  2. ブースの作りに迷う企業におすすめするブースの選び方
  3. まとめ
展示会の装飾から集客までトータルサポート!
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展示会の木工ブース・システムブース・ファブリックブースの違いについて

展示会でよく用いられるブースタイプは、木工・システム・ファブリックの3つに分類できます。 ここでは、それぞれのブースの制作方法やメリット・デメリット、設営コストなどを比較します。

自社に最適なブースを選ぶため、ブースの特徴について理解を深めましょう。

木工・システム・ファブリックブースとは

まずは、各ブースの特徴、主に使用されている部材や制作方法などについて解説します。

木工ブースとは

木工ブースとは、木材(主にベニヤなど)を骨組みとして、壁面や展示台、カウンターなどを一から制作するブースです。


部材のサイズに決まりがなく自由に加工できるため、丸形や曲線を用いたデザイン、部材を組み合わせて立体感を持たせるなど表現の幅が広がります。


展示会のテーマや、自社のロゴ、イメージカラー、当日アピールしたい製品にフォーカスした印刷物や経師紙(きょうじがみ)などを木材面に貼り付け、仕上げます。


準備・設営・撤去にかかる時間と費用負担は大きめですが、オリジナリティがある唯一無二のブースを設計できます。


木工ブースについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


展示会の「木工ブース」について詳しく解説!システムブースとの違いは?



システムブースとは

システムブースは、アルミフレーム・軽量パネルなど既製の部材を用いて構築するブースです。


主にオクタノルムやマキシマライト、オメガトラスといったシステム部材が利用されており、既製のものを組み合わせてブースを作り上げます。


木工ブースに比べるとデザインの自由度は限られますが、設営・撤去に要する時間は短く、部材は再利用が可能なのでコストも抑えられます。


システムブースについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


展示会の「システムブース」とは?メリット・デメリットを解説


ファブリックブースとは

ファブリックブースは、布(ファブリック)素材に印刷したグラフィックをアルミフレームに張り込み、壁面などに用いてデザインするブースです。


ファブリックサインは近年普及してきた新しい装飾方法で、美しいビジュアルを大きく表現できるため、視認性が高く、集客効果が期待できます。


フレームにはさまざまな厚みの製品があるため、壁面や天吊り、スタンドなどあらゆるニーズに対応可能です。


再利用性も高く、エコでサステナブルなツールとしても注目されています。

ファブリックブースについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


展示会装飾におけるファブリックサインの意義

それぞれのブースの違い

木工ブース・システムブース・ファブリックブース、それぞれの特徴の基本的な違いを簡単にまとめました。

どのようなデザインのブースを作るかによって費用・制作期間は異なるため一概には言えませんが、一般的な目安として参考にしてください。

比較項目 木工ブース システムブース ファブリックブース
ブースのつくり 木材による造作 既製部材を組み立て 布素材とフレーム
デザイン性 非常に高い 中程度で工夫が必要 ビジュアル表現◎
制作費用 高(デザイン次第) 中程度 中程度
制作期間 長い 短い 短い
設営時間 長い(大工作業) 短い(組み立て) 短い(簡易作業)
再利用性 低い(廃棄処分) 高い(レンタル) 高い(再利用可能)


木工・システム・ファブリックブースのメリット・デメリット

大まかな特徴について押さえたうえで、それぞれのブースのメリット・デメリットを見ていきます。

どのブースにもメリットとデメリットがあるため、それぞれのブースが自社の求めるブース条件を満たせるのか、それに伴うデメリットは何か、バランスを考慮することが大切です。

木工ブースのメリット・デメリット

木工ブースのメリット・デメリットは、次の通りです。



木工ブースのメリット

  • デザイン・カラー・加工の自由度が高い
  • 展示台や什器を統一して空間全体を演出できる
  • ブランドイメージを強く表現でき、他社との差別化を図れる


木工ブースのデメリット

  • 制作費が高くなりやすい
  • 準備・設営ともに時間がかかる
  • 再利用性が低く、廃材を処分するコストが必要

木工ブースは、自由度が高く、オリジナリティあふれるブースを作れる点が最大の魅力です。

その反面、デザインや設営だけでなく、撤去や廃棄にも時間とコストがかかります。


システムブースのメリット・デメリット

システムブースのメリット・デメリットは、次の点が挙げられます。


システムブースのメリット

  • コストを抑えられる
  • 準備期間・設営にかかる時間が短い
  • レンタル・再利用が可能で廃棄部材が少ない


システムブースのデメリット

  • 自由度が低く、デザインや表現に限りがある
  • 部材の種類も限定されるため、既製品らしい見た目になりがち
  • 他社との差別化、自社のイメージや製品とのマッチに工夫が必要

システムブースは決まった部材を組み合わせて作るため、短期間での準備・設営が可能で再利用も可能です。

しかし、表現には限界があるため、個性を出すには追加の工事や木工部材との組み合わせなどの工夫が必要でしょう。


ファブリックブースのメリット・デメリット

新しい装飾、ファブリックブースのメリット・デメリットについても押さえましょう。


ファブリックブースのメリット

  • 木工に比べ、制作コストが安い
  • 複雑な作業がないため納期が早く、設営時間も短い
  • 再利用可能なので、エコでサステナブル
  • 製造・運搬時のCO2削減にも貢献


ファブリックブースのデメリット

  • 耐久性が低いため、取り扱いの注意やメンテナンスが必要
  • 一枚布なので、細かな構造や立体表現には不向き

ファブリックブースの強みは、布素材への印刷でビジュアル効果を高めつつ低コストや環境配慮も実現できる点です。

新しい装飾方法なので来場者への会話のきっかけになり、自社のサステナビリティをアピールする手段にもなります。

ただし、現状では凹凸のあるデザインや曲線表現はできないこと、素材の耐久性に弱さがある点などは気を付けておきたいところです。


実際にファブリックブースで出展した事例、来場者からの評価については、こちらでも紹介しています。


展示会出展レポート -vol.1 Japan MICE EXPO 2025-






各ブース設営にかかる費用

各ブースでできること、どのブースが自社にマッチしているか、それらは押さえるべき項目ですが、予算におさまるのか、というのも大事なポイント。

それぞれのブース設営にかかる費用について、比較していきましょう。




各ブースにかかる費用を比較

以下は、1小間(約3m×3m)あたりの一般的な費用相場の目安です。

出展料やプロモーション費用は含まず、ブース制作費用のみの概算として参考にしてください。

ブース 費用相場 備考
木工 70万円前後~ デザインや造作の複雑さで大幅に変動する
システム 50万円程度~ 既製部材のレンタル・比較的簡単な組み立てのため低~中コスト
ファブリック 50万円程度~ 生地のサイズ・アイテム数・仕様・LEDの有無により変動する


ブース制作費用だけではなく、当日の設営にかかる人件費についても考える

ブースの制作費だけでなく、実際には当日の設営・撤去にかかる人件費や時間もコストに含めて検討する必要があります。


例えば、木工ブースは大工作業が必要なため、複数名・長時間の施工が一般的で現場費用が高くなりがちです。


システムブース、ファブリックブースは短時間で設営可能なので、現場人件費は比較的抑えられます。

特にファブリックブースは軽量素材のため少人数で組み立てられ、人件費と運搬費も節約できるでしょう。

木工・システム・ファブリックブースがおすすめな企業

各ブースの特徴やメリットを踏まえ、それぞれのブースがどのような企業に向いているかをまとめましたので、ご参考にしてみてください。


ブース おすすめの企業
木工 ・ブランド表現にこだわりたい
・高級感を出したい
・大規模展示や空間演出を重視している
システム ・コストを抑えたい
・複数回出展する予定がある
・設営効率を重視している
ファブリック ・新しさとインパクトのある装飾をしたい
・今後の出展予定があり再利用性を重視している
・サステナビリティ意識が高い


ブースの作りに迷う企業におすすめするブースの選び方

展示会出展を成功させるためには、単に費用が安いから・見栄えが良いからという視点だけでなく、出展の目的と戦略を明確にし、それらにマッチするブースを選ぶことが重要です。

ここからは、ブースの選び方について整理します。

ブース設計前に整理すべきポイント

ブースを選ぶにあたり、展示会でのブースの役割や具体的なターゲットを明確にすることが大事です。


まずは、


  • 展示会出展の目的
  • 展示会でのターゲット
  • ブース作りで重視すること

について、考えていきましょう。


出展の目的を考える

まず、展示会への出展目的を整理します。

例えば、展示会出展の目的が新規リード獲得なのか、ブランド認知の強化か、もしくは既存顧客との関係強化なのかで、ブースに求められる広さから設計、訴求ポイントまで変わります。


最適な素材・デザイン・装飾を選択できるよう、出展目的は明確にすることが必須です。


どのような人に見てもらいたいかを考える

ターゲット層が誰かによって、ブースの表現や訴求内容も変わります。


単に、他社のブース事例を参考に「おしゃれに見えるから」「目立ちそうだから」と選んでも、自社のターゲット層に刺さらないデザインならば効果は期待できません。


例えば、専門性の高い業者や技術者がターゲットの場合は、自社の技術力を表現できるよう複雑な造形を得意とする木工造作、集客数重視のイベントではファブリックなどの視認性の高いビジュアルが効果的です。


ブース制作にあたって重視したい基準を決める

ブース制作において何を重視するのか、それぞれの要素をどのラインまで満たすものを選ぶのか、基準を定めることも重要です。


「費用」「デザイン性」「納期」「再利用性」など、複数の観点でブース選定基準を明確にしておくことで、最適な選択に近づくことができます。

ブース形式を決めるための6つの視点

展示会ブースは、例えば見た目だけで決めてしまうと「準備が間に合わない」「思ったほど成果が出ない」といった失敗につながることがあります。


木工・システム・ファブリックそれぞれの特徴を踏まえ、出展目的や予算、スケジュール、再利用性などの観点から、自社に合ったブースタイプを選ぶことが重要です。


ここでは、ブース選定で失敗しないための具体的な考え方を紹介します。



費用で決める

ブースには自社の希望を詰め込みたいところですが、予算には上限があるのが現実問題。

その他の費用のことも考慮し、ブースにかけられる予算の中で選ぶ必要があります。


低コストに抑えたい場合は、システムブースやファブリック中心の構成が有効です。


木工は高コストになりやすいため、本当に必要な演出部分だけ木工を使い、部分的にシステムやファブリックと組み合わせるハイブリッド設計も検討しましょう。

制作納期で決める

ブース制作にかけられる時間も、選定のポイントです。

限られた期間の中で、自社のこだわりを形にできるブースを選びましょう。


展示会のスケジュールが短い場合は、システム・ファブリックを中心に検討すると工程が短く済みます。


イベントのペルソナで決める

来場者の興味や業界特性を踏まえて、どのような見せ方が刺さるかを整理します。


例えば、スタートアップ企業や新規サービスを探している担当者の場合は、短時間で興味を引くことが重要です。

遠くからでも目立つ大きなビジュアルやキャッチコピーを活用できるファブリックサインを取り入れることで、視認性を高めて来場者の足を止めやすくなります。


来場者が経営層や意思決定者である場合は、落ち着いた商談スペースを確保したブース設計が効果的です。

木工ブースなどで半個室の打ち合わせスペースを設けることで、じっくり商談できる環境を提供でき、ブースの効果を最大化できるでしょう。

出展する場所やサイズで決める

角地や島小間、メイン通り沿いや休憩スペース近くなど、ブースの出展位置によって視認性や来場者の動線が左右されます。


人通りが少なく集客に不利な立地の場合、ファブリックサインを活用した大きなビジュアル面は遠くからの視認性向上に役立ちます。


また、小間の広さと自社の製品とのバランス(アイテムを展示するのか、体験を提供するのか、商談スペースが中心か、など)も考えるべきポイントです。


デザインの自由度で決める

魅力的なブースを作るためには、デザインの自由度も考慮しましょう。


複雑な空間演出が必要な場合は木工中心、視覚効果を優先したいならファブリックを重視するなど、自社の求めるブースを最も表現できるブースはどれか、吟味することが重要です。


長期的に使うことを考え、保管や再利用性で決める

複数回出展予定がある場合は、再利用性の高いシステム部材やファブリックを取り入れることでコストの削減が可能です。


特にファブリックの場合、コンパクトに折りたためるので保管場所に困りません。

会議室や応接室などに飾り、普段から活用するという方法もあります。

ブース出展前に必ず確認しておきたいこと

展示会を成功させるためには、当日に勝負の場となるブースに思いを込めることはもちろんですが、事前準備も欠かせません。


ここからは、スケジューリング、当日のスタッフ配置、アフターフォローの内容など、出展前に確認・検討しておきたいことについて解説します。


出展までのスケジュールを確認しておく

出展したい展示会について、具体的なスケジュールを確認しておきましょう。


展示会では出展の申し込み開始日、締切、設営の日程などが決まっているため、それに合わせて制作・搬入を調整する必要があります。


納期や出展準備が間に合うかどうか

展示会に向けて必要な準備は、ブースの制作だけではありません。


例えば、以下のような作業も必要に応じて同時進行で準備していくことになります。


  • 出展申し込み手続き
  • ブース制作会社の選定
  • ノベルティ決め・手配
  • 顧客への招待状発送・メール送信
  • スタッフの役割決め


準備が直前になってしまうと十分な品質を確保できず、展示会での目標達成に大きく影響します。

出展に関わるスタッフで、準備すべきこととそれぞれの納期を共有し、余裕をもって取り組むことが大切です。


ブース制作では、特に木工を選択した場合に注意が必要です。

制作工程が多く、部材加工や印刷物制作に時間がかかるため、デザイン案の決定や発注のタイミングなど、設営日から逆算してスケジューリングしましょう。

出展する当日に必要な人員数を確認

展示会当日は、来場者対応や商談、デモンストレーションなどさまざまな業務が発生します。

そのため、必要な人員を事前に想定しておくことが重要です。


例えば、来場者への声かけを担当するスタッフ、製品説明を行う担当者、商談対応を行う営業担当など、役割を分けて配置することでブース運営がスムーズになります。


休憩や交代、イレギュラー対応などを考慮すると、最低限の人数よりも少し余裕を持った人員配置が理想的です。


ブースの広さや想定来場者数に合わせて人員体制を整えることで、来場者への対応品質も高めることができます。


出展後にどのようなアプローチをするか考えて出展しよう

出展の目的を達成するためには、展示会当日だけでなく、その後の営業活動まで含めて戦略を立てておくことが大切です。


当日の集客数や販売・契約数だけで満足することなく、アフターフォローを含めて考えることで、展示会の成果を最大化できます。


展示会後にお礼のメールを送る、営業連絡を行う、オンライン説明会へ誘導するなど、当日の反応や相手のニーズに応じた具体的なアプローチ方法を準備しておきましょう。

ブースを決定する前に見積りを複数社とるのがおすすめ

制作費用は、使用する素材やデザイン、施工方法などによって大きく変わるため、同じ条件でも会社によって提案内容や価格が異なる場合があります。


そのため、見積りは一社だけでなく複数社に依頼することをおすすめします。


複数社の見積りと対応を比較することで、費用だけでなくデザインの提案力やサポート内容、施工実績なども確認できるため、自社に合ったパートナーを見つけやすくなります。


また、出展目的やブースサイズ、希望するイメージなどをできるだけ具体的に伝えることで実際の費用に近い金額が把握できるため、予算との兼ね合いを考慮しやすくなります。

まとめ

展示会ブースには、木工ブース・システムブース・ファブリックブースなどの種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。


展示会に出展する目的や条件に応じて、自社に最適なブースを選ぶことが大切です。


展サポでは、豊富な知識と経験を持つ専門スタッフが、ブースの設計から制作・施工、運営まで、出展企業様に寄り添ったサポートをさせていただきます。


ブース制作のほか、招待状の作成・発送やノベルティ制作、アフターフォローのテレアポなど、多岐にわたって対応可能です。


「自社に合うブースのイメージがつかめない」「費用や納期を踏まえて最適な方法を知りたい」「出展経験がなくて何をしたらいいかわからない」といった場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

専門の担当者がお話をお伺いします。
まずはお気軽にお問い合わせください!

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