大阪・関西のイベント会場一覧|各会場実績や会場の選び方
かつて「天下の台所」と呼ばれた大阪、またその近郊の府県は現在でも西日本のビジネスの拠点であり、活気のある地域です。
年間を通じて多種多様な展示会やイベントが開催され、新たなビジネスチャンスが絶えず生まれています。
大阪近郊には、国際的なイベントに対応可能な大規模な施設から特定の目的に特化した施設まで、あらゆるニーズに応える展示会場やイベント会場が豊富に存在します。
自社のイベントを成功に導くためには、イベントコンセプトに最適な会場選びが重要です。
この記事では、大阪府内を中心に、兵庫、京都など近郊エリアも含めた主要な展示会場の施設概要や特徴、イベントの開催実績を詳しくご紹介します。
会場選びのポイントについても具体的に解説するので、大阪・関西エリアでのイベント開催や出展を検討されている企業の皆様にとって、役に立つ内容となっています。

大阪・関西の展示会場一覧
大阪を中心に、関西エリアには国際的な大規模展示会が開催されるコンベンションセンターから、ブランドイメージを高めるのに最適な格式高いホールなど、さまざまな施設が集積しています。
ここからは、大阪府内とその近郊(兵庫・京都)の代表的な展示会場・イベント会場について、施設の基本データや特徴を詳しく見ていきましょう。
各会場の強みと自社のイベント目的を照らし合わせ、最適な会場を見つけるための一助としてください。
※収容人数は目安であり、各施設の発表やイベントのレイアウトによって変動します。
大阪の展示会場一覧
まずは、西日本のビジネスハブである大阪府内の主要な展示会場をご紹介します。
大阪府、特に大阪市内の会場は交通アクセスの利便性が高く、国内外から多くの来場者を集めやすいのが最大の強みです。
また、「食い倒れの街」であり食文化も注目される地域のため、周辺の飲食店が充実している施設も多く、イベント関係者や来場者の満足度向上に貢献するでしょう。
インテックス大阪(大阪市住之江区)
インテックス大阪は、総展示面積70,000㎡を誇る西日本最大の国際展示場です。
6つの展示館は、単独での利用だけでなく隣接のホールや屋外展示場とも連結が可能。
規模の大きな展示会や開放感のあるイベントに最適です。 会議室や多目的ホールも備えており、国際的な大規模見本市から各種セミナー、企業のプライベートショーまで、あらゆる規模と内容のイベントに対応可能です。
また、その規模の大きさと会場の数が豊富である故に複数のイベントが同日に開催されることも多く、相乗効果で集客アップも期待できるでしょう。
総展示面積 |
70,000㎡ |
施設情報 |
展示施設10ホール・会議施設25室 |
アクセス |
大阪メトロ ニュートラム:中ふ頭駅より徒歩5分 大阪メトロ 中央線:コスモスクエア駅より徒歩9分 |
イベント開催実績 |
大阪モーターショー・防犯防災総合展 |
公式サイト |
グランキューブ大阪(大阪市北区)

グランキューブ大阪は、正式名称を大阪府立国際会議場といい、水都大阪のシンボルである中之島に位置するコンベンションセンターです。
国際会議や学会、企業の式典、コンサートなど格式の高いイベントの開催実績も多く、知名度も評価も高い会場です。
スタイリッシュな内装が印象的なメインホールでは8カ国語対応の同時通訳ブースや最新の音響機器など、設備も充実しています。
イベントホールは最大5分割まで可能で、面積調整の自由度が高い点がポイント。
JR大阪駅からはリーガロイヤルホテルの無料シャトルバスを利用できるため、国内外から広い集客が可能です。
総展示面積 |
2,600㎡(イベントホール) |
施設情報 |
展示施設1ホール(5分割可)・特別会議室・会議施設25室 |
アクセス |
京阪電車中之島線:中之島駅(大阪国際会議場)すぐ |
イベント開催実績 |
サウンドフェスタ・計測展2024 OSAKA |
公式サイト |
マイドームおおさか(大阪市中央区)
マイドームおおさかは大阪最大級の都市型展示場であり、大阪の中心部に位置する利便性の高い展示会場です。
大阪産業局が運営しており、地元の中小企業のビジネス振興を目的とした展示会の他、検定試験会場などにも利用されています。
展示会場は1階から3階までの三層構造となっており、ロビーも含め総面積は約5,000㎡に及びます。
全フロアがカーペット敷きでホテルライクな内装で統一されているため、落ち着いた雰囲気の中での商談が可能です。
総展示面積 |
4,843㎡ |
施設情報 |
展示施設6ホール・会議施設6室・サロン・和室 |
アクセス |
大阪メトロ堺筋線:堺筋本町より徒歩6分 |
イベント開催実績 |
大阪勧業展・OSAKAビジネスフェア |
公式サイト |
京セラドーム大阪(大阪市西区)
京セラドーム大阪は、プロ野球チーム「オリックス・バファローズ」の本拠地として広く知られ、アーティストのコンサート会場としても活用されている会場です。
広大なアリーナ面積は13,200㎡、キャパは約55,000人と、大規模な展示会や企業の式典など多様なイベントに対応可能です。
その圧倒的なスケール感は、来場者に強いインパクトを与えるでしょう。
9階にはグラウンドを取り囲むリング状のスカイホールがあり、他施設では見られない珍しい会場設計はイベントの独自性に寄与します。
全周600mのスカイホールは、分割での利用も可能です。
総展示面積 |
17,512㎡ |
施設情報 |
アリーナ・スカイホール |
アクセス |
阪神なんば線:ドーム前駅すぐ |
イベント開催実績 |
フーズメッセ・大阪春の切手展 |
公式サイト |
オービックホール(大阪市中央区)
オービックホールは、大阪のメインストリートである御堂筋に面したオフィスビル内にあるカンファレンスホールです。
キャパは最大500人と中規模程度ではありますが、大阪の中心地に位置しており、交通アクセスと周囲の環境が整っているのは強みの一つです。
最新の映像・音響設備を完備したホールは、株主総会やセミナー、新製品発表会、展示商談会など、ビジネス用途に最適な洗練された空間を提供します。
オンライン配信を組み合わせたハイブリッドイベントの実績もあり、スムーズな対応が可能です。
総展示面積 |
634㎡ |
施設情報 |
展示施設5ホール・会議施設2室 |
アクセス |
大阪メトロ御堂筋線:淀屋橋より徒歩3分 |
イベント開催実績 |
TOPPAHAKU 2024in Osaka・プライベートショー in Osaka |
公式サイト |
OMM(大阪市中央区)
OMMビルは大阪メトロの天満橋駅直結なので、天候に左右されない点が強みです。
2階には広さや内装の異なるさまざまなホールがあり、大ホールは合計2,866㎡まで連結可能。
大阪市内トップクラスの広さを誇り、大規模な展示会やセミナーなどイベントの開催実績も豊富です。
中・小ホールも同じ階にあるので商談スペースや控室としても利用でき、イベントの準備から契約成立までワンフロアで完結します。
1階には、重厚感のある内装が特徴の展示室グランが2室あり、安心感と高級感を演出できます。
イベントの規模や内容に合わせて展示ホールの広さや雰囲気を選べる、自由度の高い展示会場です。
総展示面積 |
4,234㎡ |
施設情報 |
展示施設11ホール・会議施設10室 |
アクセス |
大阪メトロ谷町線:天満橋駅(OMM地下2階に連絡) |
イベント開催実績 |
ケーブルテレビテクノフェアin Kansai・大阪インターナショナルギフトショー |
公式サイト |
なんばスカイオコンベンションホール(大阪市中央区)
なんばスカイオコンベンションホールは、南海なんば駅直結の都市型MICE施設です。
関西国際空港や大阪国際空港、新大阪駅とも乗り換えなしでつながれる利便性の高さが大きなメリットです。
近隣には商業施設も宿泊施設も多数あるため周辺環境も申し分なく、関係者の満足度向上に寄与するでしょう。
ホールの天井高は6.8mあり、無柱なので大がかりな展示もスムーズ。
講演会や展示イベント、懇親会まで柔軟に対応し、分割利用も可能です。
総展示面積 |
560㎡ |
施設情報 |
展示施設1ホール(2分割可)・会議施設4室 |
アクセス |
南海各線:南海なんば駅より徒歩1分 |
イベント開催実績 |
Hyundai車両展示会・住商モンブラン2025総合展示会 |
公式サイト |
大阪周辺の展示会場一覧
次に、兵庫県、京都府など大阪周辺の府県の主要な展示会場を見ていきましょう。
大阪近郊にもそれぞれ特色のある魅力的な施設があり、多くのイベントが開催されています。
中規模イベントに適した展示会場を中心に、大阪周辺の会場をいくつかご紹介します。
ワールド記念ホール(兵庫県神戸市)
ワールド記念ホールは、神戸港に浮かぶ人工島ポートアイランドに位置する多目的アリーナです。
最大8,000人を収容可能で兵庫県内最大の規模を誇り、スポーツイベントやコンサート、展示会、企業のインセンティブイベントなど、幅広い用途で利用されています。
アリーナの面積は3,100㎡あり、自由度の高いレイアウトが可能です。
神戸空港からは車で5分とアクセスも良く、国内外からの参加者を集めるグローバルなイベントにも適しています。
総展示面積 |
3,100㎡ |
施設情報 |
展示施設1ホール・会議施設2室(応接室)・多目的スペース |
アクセス |
ポートライナー:市民広場駅より徒歩3分 |
イベント開催実績 |
国際義肢装具協会世界大会 |
公式サイト |
神戸サンボーホール(兵庫県神戸市)
神戸サンボーホールは神戸の中心に位置しており、アクセスの良さと程よい広さが魅力の都市型総合会場です。
1階の大展示場は壁面ガラス張りで開放感があり、必要十分な面積をワンフロアで確保できます。
中規模の展示会から物販、採用イベントや試験までさまざまな催しの開催実績があり、ホールの分割利用など柔軟な対応が可能。
会議室や商談スペースも併設されているため、セミナーなどの同時開催もスムーズです。
都心立地とコストのバランスに優れ、初開催の検証にも好適な会場といえるでしょう。
総展示面積 |
2,325㎡ |
施設情報 |
展示施設3ホール・会議施設2室・商談スペース |
アクセス |
ポートライナー:貿易センター駅すぐ |
イベント開催実績 |
今すぐ使える!! IoT・AI・ロボット展・寺院仏具展示会 |
公式サイト |
みやこめっせ(京都府京都市)
みやこめっせは京都最大級のイベント・展示会場です。
近隣には平安神宮や京都市京セラ美術館など観光スポットも多く、歴史と文化が感じられるロケーションが魅力です。
京都らしさと四季を楽しめる周辺環境の良さは、イベント関係者からの評価も高いでしょう。
最大4,000㎡の無柱空間を持つ第3展示場をはじめ、大小さまざまな会場や会議室を備えており、展示会や見本市、学会、式典など多様なニーズに対応します。
総展示面積 |
9,650㎡ |
総収容人数 |
9,360人 |
施設情報 |
展示施設4ホール・会議施設5室 |
アクセス |
京都市営地下鉄東西線 :東山駅より徒歩8分 |
イベント開催実績 |
リカマン ウイスキーメッセ in KYOTO 2025・京都・和食の祭典 |
公式サイト |
京都パルスプラザ(京都市伏見区)
京都パルスプラザは、広々と利用できる展示会場とショーや演奏会に適した稲盛ホール、多様な会議室など、さまざまなニーズに対応できる京都屈指の総合見本市会館です。
第1展示場は天井高10mで、大型の展示品でも安心。
展示場は分割利用もできるため、規模調整がしやすい点も魅力です。
展示会やフェア、講習会など多様なイベントが開催されており、信頼と実績のある展示会場です。
総展示面積 |
7,691㎡ |
総収容人数 |
7,500人程度 |
施設情報 |
展示施設3ホール・会議施設7室 |
アクセス |
地下鉄・近鉄:竹田駅より徒歩15分 |
イベント開催実績 |
ジオスぺーシャルフェア2025 京都・オートビジネスフェアKYOTO 2025 |
公式サイト |
会場の選び方
展示会やイベントの企画・運営において、その効果を最大化するためには、どこで開催するかが極めて重要です。
大阪およびその周辺にはさまざまな特色と設備を持つ会場があり、選択肢は多岐にわたります。
会場選びは、集客力やイベントの印象、運営のしやすさに直結する重要なステップの一つです。
ここでは、「規模」「立地」「実績」という3つの視点から、自社のイベントや展示会に最適な会場を見極めるためのポイントを解説します。
イベント会場の規模で選ぶ
会場選びのファーストステップは、イベントの目的やスタイルにマッチした「規模」を見極めることです。
来場者数、展示品や機材などの配置を想定した上で、催しに適した会場を選びましょう。
イベント会場の面積と収容人数を確認する
イベントを成功に導くためには、「来場者が快適に過ごせる空間づくり」が重要です。
想定されるピーク時の来場者数を明確にし、候補となる会場の面積と収容力を調査しましょう。
狭い会場では、混雑による来場者のストレスや展示品の視認性低下が発生してしまい、十分な効果が得られません。
しかし、広すぎる会場ではスペースを持て余し活気に欠ける印象を与える恐れがあるため、これも逆効果です。
展示ゾーン、休憩スペース、動線レイアウトなど、さまざまな点を考慮して適した会場を選ぶことで、全体の体験価値がより高まります。
会場によっては会場を区切って使用することも可能
大型・中型の展示会場の多くは、1つの大ホールを可動式の仕切り壁などで複数区画に分割して利用できます。
これにより、イベントの規模や内容に合わせてスペースを調整しやすくなり、コストを抑えた上で最適な空間演出が実現します。
また、広く使う場合でも間仕切りで展示エリア・セミナーエリア・商談エリアに分割して利用するなど、状況に応じた会場設計が可能です。
展示ホールの分割利用については、事前に会場担当者と相談を行いましょう。
イベントの立地で選ぶ
イベントの集客や運営効率を考えるにあたり、会場の「立地」の影響は無視できません。
自社のイベントの日程(平日か土日開催か)や、ターゲット層の交通手段などを考慮して、最適な立地を選びましょう。
駅チカや郊外などの立地で選ぶ
会場の場所選びは、ターゲット層のアクセス手段に大きく関わります。
交通の便が良い駅チカの会場は、遠方からの参加者やビジネスパーソンの参加率を高めやすい点が大きな魅力です。
また、駅直結の施設も多く、その場合は天候に左右されないことも強みといえるでしょう。
一方、郊外型や大阪近郊の会場では、敷地が広いため駐車スペースが充実している場合も多く、車での来場が想定されるイベントに向いています。
機材量が多い、展示品が大型であるなど、物品の搬入を重視するイベントにも適しており、運営のしやすさが利点です。
郊外であればレンタル料が安い傾向あり
郊外の会場の場合、市街地の大型会場と比較すると利用料金が安価に設定されている傾向があります。
展示会やイベント運営では会場費が大きな負担になりがちなため、予算を有効活用したい場合には郊外会場も有効な選択肢になるでしょう。
コストを抑えた分、販促や装飾、設備投資など他の部分に予算を振り分けることができ、イベントのクオリティーと参加者の満足度向上が図れます。
ただし、来場者の交通手段やスタッフの移動時間、物品の配送費用など、見えにくいコストが増える可能性もあるため、慎重に比較検討することが大切です。
イベントの実績で選ぶ
候補となっている会場の「実績」は、重要なポイントです。過去に開催されたイベントの情報は、必ず確認しましょう。
同業種または類似ジャンルの催しが定期的に行われている場合、その会場には運営の体制やノウハウが蓄積されています。
動員規模や来場者層、ブースの設営から撤去までの流れなど、イベントの運営業務について事前に把握しやすいため、準備がスムーズに進みます。
自社で開催するイベントの規模や形式に合わせ、これまでの開催実績も踏まえた会場選びをすることで、イベントを成功に導きます。
まとめ
この記事では、大阪とその近郊エリアの展示会場と、会場選びのポイントについて解説しました。
規模や面積・立地・過去のイベント事例といったさまざまな視点から、自社の目的やターゲットに最適な会場を選ぶことが、イベントの成功につながります。
会場の選定から企画や運営に至るまで、展示会・イベントの開催には専門的なノウハウが求められます。
会場選びや出展準備のプロセスでお困りのことがございましたら、KBIの展サポにお気軽にご相談ください。
専門の担当者がお話をお伺いします。
まずはお気軽にお問い合わせください!