お問い合わせ・見積依頼はこちら

受付時間:平日 9:00~17:30

Column

コラム

その他

展示会出展時の服装マナーとは?好印象な服装の選び方

2024/12/16

展示会に出展するにあたり、自社の製品やサービスを効果的にアピールするために、展示方法やブース装飾にこだわる会社は多いでしょう。しかし、モノやハコだけでなく、実際に来場者と接するスタッフの印象も、企業のイメージに直結します。
この記事では、展示会出展時の服装について、マナーや最近の傾向、具体的な服装の例などをご紹介します。服装を統一するメリットや身だしなみのチェックポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.展示会出展時の服装について

展示会出展時の服装

展示会は、自社の製品やサービスを紹介するビジネスの場ですが、多くの企業関係者や来場者で賑わい、通常の業務や営業活動とは違った雰囲気の場になります。そのため、どんな服装で臨むのが正解なのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
まずは、展示会の服装の一般的なマナーや服装の選び方について確認していきましょう。

展示会の服装にマナーはある?

展示会の服装に関する特別な規定はありませんが、基本的なビジネスマナーを守ったうえで適した服装を選ぶ必要があります。
展示会での一般的な服装マナーと、最近の傾向について解説します。

「スーツ」が多いだけで、特に決まりはない

展示会でよく見られる服装がスーツです。あらゆるビジネスシーンにマッチし、無難でありながらも信頼感や安心感があるため、スーツを着用する企業が大半です。しかし、「スーツが多い」というだけで展示会の服装そのものに特段決まりはなく、必ずしもスーツがベストとは限りません。
ブースのカラーや自社のブランドイメージを考慮し、当日の服装を決めるのもポイントとなります。

清潔感があれば、自社らしい服装でもよし!

展示会の服装や身だしなみにおいて、最も重要なのは清潔感です。汚れやシワがなく整った服装であれば、スーツでなくても構いません。例えば、カジュアルな服装や自社独自のユニフォームなどが挙げられます。

最近はカジュアルスタイルも当たり前に

近年では、ポロシャツやオリジナルTシャツなど、カジュアルな服装を選ぶ企業も増えてきました。長時間立ったり歩いたりと接客を行う展示会の場では、動きやすく疲れにくいカジュアルな服装は理にかなっていると言えます。
展示会のコンセプトや自社の製品に合っているのであれば、選択肢に入れるのも良いでしょう。

どのような服装がある?

具体的な服装の例として、5つのパターンをご紹介します。

スーツ

スーツ

フォーマルなスーツは、展示会において定番の服装です。プロフェッショナルなイメージと、誠実さや清潔感を印象付けることができます。
特に業種が金融関係やコンサルティング業などの場合、顧客に信頼感を与えるためにはスーツが最適です。黒やグレー、ネイビーなどシックな色合いで統一し、ネクタイやシャツも派手にならないよう気を配りましょう。

ビジネスカジュアル

ビジネスカジュアル

「ビジカジ」とも言われるビジネスカジュアルは、スーツよりも少しくだけた雰囲気で親しみを出しながらも、フォーマルな印象を与えられる服装です。ビジネスカジュアルの明確な定義はありませんが、襟付きのジャケットにシャツ、チノパンやスラックスなどを組み合わせるのが一般的です。

カラーは、スーツスタイルと同様に落ち着いたカラーを中心にコーディネートするとよいでしょう。ネイビーやベージュなど程よい明るさも好印象です。個性や新しさを感じられるスタイルなので、クリエイティブな業種やIT企業などに適しています。

カジュアルな服装

カジュアルな服装

ポロシャツなどのカジュアルな服装はリラックスした印象を与え、来場者の警戒心を解き、スタッフとの距離を縮めてくれる効果があります。
明朗快活で活動的なイメージもあるため、フィットネスやヘルスケア製品の展示会にも適した服装です。その他、エンターテインメント性のある展示会や、ゲーム関連用品、BtoCなどイベント色が強い場合にもおすすめです。

作業着

作業着

作業着や制服などは現場の雰囲気をイメージしやすく、職務に対して堅実な印象を与えます。特に、建設業や製造業など作業着のイメージがある職種は、スーツなどで堅苦しく整えるよりも、作業着の方が企業イメージともマッチして統一感が出るでしょう。
普段から着ている作業着を着用する場合、汚れやシワがなく、清潔感が保たれているか事前にチェックしましょう。

自社独自のユニフォーム

独自ユニフォーム

展示会用に、自社独自のユニフォームを着用する企業も多くあります。スタッフで同じジャケットを着用したり、ロゴ入りのTシャツやポロシャツ、ジャンパーを着用することで、他社との差別化も図れ、来場者の目を引くことができます。

展示会や商材に合ったスタイルを選ぼう

展示会と言っても、テーマや規模はさまざまで、業種や内容によって雰囲気が異なります。そのため、着用する服装は出展する展示会に合ったスタイルを選ぶことが重要です。

ブースのデザインや商材とマッチしたスタイルを選ぶ

ブースのデザインや、出展する製品のイメージとマッチした服装を選ぶことで、統一感を持たせることができます。来場者からの印象アップと、ブランドイメージの向上にもつながります。

配置によって服装を分けるパターンも

出展する製品やサービスによっては、受付をするスタッフや実演や説明を行う者、契約や商談を担当する者など、役割分担されます。受付や商談担当は襟付きシャツやスーツ、呼び込みや実演スタッフはユニフォームなど、配置によって服装を分ける選択肢もあります。
服装を分ける場合は、ブースやスタッフ全体を見た際に、ちぐはぐな印象にならないよう、色味を揃えるなどの工夫も忘れずに。

当日、作業がある場合は動きやすい靴・服装を選ぶ

実演や作業など、展示会当日にアクティブな動きが必要な場合は、動きやすさも重要です。展示会の雰囲気や自社のイメージとのバランスも考慮した上で、機能性の高い服装や動きやすい靴を選びましょう。
スニーカーを履くのであれば、服装に合ったデザインで華美でないものがおすすめです。


2.オリジナルの服装にするメリットと効果

展示会出展のオリジナル服装

展示会では、オリジナルの法被(はっぴ)やジャンバーなどを着用する企業も多くあります。参加者の服装を揃えるにはコストがかかりますが、オリジナル衣装はさまざまな効果が期待できます。
ここからは、オリジナル衣装のメリットと効果について解説します。

統一感のある色で揃えることで、目に留まりやすくなる

自社のイメージカラーや製品に関する色を使って服装を揃えることで、来場者の目に留まりやすく、より強い印象を残せます。ブースのデザインともマッチする色を選べば、さらに統一感を演出でき、自社ブランドの一貫性をアピールできるでしょう。

会社や新商品のロゴ入りの服でPRする

オリジナルの服装は、社名や新商品の名称、ロゴなどを入れたデザインが効果的です。スタッフで服装を揃える役割と同時に、社名や製品のPRもできます。

目に入ることで広告効果が高くなる

社名や製品のロゴをあしらった服装は、着ているだけで広告効果を高めます。遠くから見ても必然的に視認しやすいサイズになるため、大きさの点から考えても十分な効果が見込める広告アイテムです。
ブースを離れた状態でも、オリジナル衣装を着用しているだけで、社名や製品の訴求ができます。

アパレル・宝飾系などは自社製品を身につける

アパレル企業や宝飾系などの展示会では、自社製品を身に付けることが何よりのPRになります。実際に着用することで、製品の機能性や品質を効果的に伝えられます。

自社製品を身に付ける場合は、全体を見た際に製品が映えるようなコーディネートを心がけましょう。例えば、衣服をアピールしたいのであれば、靴やアクセサリーの方が目立つようなコーディネートでは逆効果となります。一方で、装飾品を目立たせたい場合は、そのアイテムを身に付けるのに相応しい服装が理想です。

自社製品の着用は、「身に付ければそれだけでプラス効果になる」というわけではありません。来場者はスタッフの出で立ち全体を見て、その製品の良し悪しを判断するので、トータルの印象が重要です。また、その姿が企業イメージにもつながってきます。製品の良さが正しくアピールできるよう、見せ方には十分に気を配りましょう。

法被(はっぴ)なら楽しい雰囲気を演出できる

お祭りのイメージを想起させる法被は、楽しい雰囲気を演出できるアイテムです。着ているだけで賑やかな印象を与え、来場者は「何か楽しいことがありそうだ」と興味をかき立てられます。法被を着たスタッフがいると、ブース全体も活気づいて見えるため、立ち寄りやすさにも一役買ってくれるでしょう。BtoCの展示会やイベント、エンタメ系の展示会などに適した服装です。

また、中にスーツやシャツを着ておくことができるため、必要に応じてスーツでの対応も可能です。呼び込みや簡単な説明などは法被を着用し、落ち着いて商談をする際にはフォーマルに切り替えられる対応力の高さもポイント。Tシャツのように直接肌に触れる衣服ではないので、スタッフ内での使い回しがしやすいのもメリットです。

ジャンパーなどで部分的に揃えれば次回も使えてエコ

法被やジャンパーなどは、継続的に使えるデザインにすれば、当日以降も活用できます。自社イベントや次回の展示会など今後も着用の機会がありそうな場合は、汎用性のあるデザインで作成しましょう。


3.身だしなみのチェックポイント

身だしなみのチェックポイント

展示会にスタッフとして参加する場合、着用する衣服の種類だけでなく、身だしなみにも注意が必要です。展示会当日の服装は展示会のコンセプトや雰囲気によって適した装いは異なりますが、髪型や爪、アクセサリーなどに関する部分で「好感を持たれる外見」は、展示会に限らずビジネスの場において共通しています。

ここからは、男性と女性それぞれの身だしなみのチェックポイントをご紹介します。

男性の身だしなみのチェックポイント

展示会に参加する男性は、以下のポイントに気をつけましょう。

  • 髪は短く整える
  • 髭は剃るか、きれいに整える
  • 爪は短く切る
  • スーツやシャツはシワや汚れがないようにする
  • スーツに合ったネクタイを選ぶ
  • アクセサリーは控える(結婚指輪は可)
  • 靴はきれいに磨き、かかとのすり減りに気を付ける
  • 香水は控えめにするか、つけない

第一印象で良いイメージを与えるためには、清潔感が重要です。基本的なマナーを守り、スタッフ同士でもお互いの姿を確認します。特に、後ろ姿などは自分だけでは確認しづらいので、スタッフ全員で気を配りましょう。

女性の身だしなみのチェックポイント

女性の身だしなみのチェックポイントは以下の通りです。

  • 髪型は整えて清潔感を保ち、長い場合はまとめる
  • メイクはナチュラルに
  • 爪は短めに整え、マニキュアは控えめな色を選ぶ
  • アクセサリーは少なめに、大きすぎず華美でないものを選ぶ
  • スカートの場合、膝が隠れるものを着用する
  • シワや汚れがないようにする
  • 靴はヒールが高すぎないものを選び、きれいに磨く
  • ストッキングを着用する場合、伝線に注意する
  • 二の腕や胸元、脚などの露出を控える
  • 体のラインが出るタイトな服装は避ける
  • 香水は控えめにするか、つけない

女性の場合も、大切なのは清潔感です。展示会はビジネスの場であるため、来場者に好印象を与えるためには、派手な装いや露出は控える必要があります。アクセサリーやスカートの丈など、過剰な装いになっていないか確認しましょう。


4.動きにくい服装・靴には要注意

展示会当日は、長時間立ちっぱなしだったり、頻繁に動き回ったりすることもあります。そのため、動きにくい服装や疲れやすい靴は、パフォーマンスを下げる可能性があります。
具体的には、タイトなスカートやパンツ、滑りやすい材質の靴などは、展示会に不向きです。女性の場合、ヒールは3㎝以下のもの、もしくは動きやすいローファーがおすすめです。


5.まとめ

この記事では、展示会の服装について、具体的な服装の例や気を付けるべきマナーについて解説しました。
展示会での服装選びは、自社のイメージにも影響する要素のひとつです。誠実さをアピールできるスーツや、親しみを感じるカジュアルな服装など、展示会のコンセプトや自社製品に合わせた服装を選ぶことが大切です。また、どのような展示会であっても来場者に良い印象を与えるためには清潔感を保つことを心がけ、身だしなみにも気を配る必要があります。
この記事を参考に、自社に最適な服装を選び、展示会を成功に導きましょう。


この記事を書いた人
展サポロゴ
展サポ 編集担当

展サポは、展示会出展をトータルでサポートするサービスです。

展示会の効果を最大化するためのノウハウをコラムで発信しています。

 >>展示会のブース装飾実績はこちら

     

関連記事

一覧へ戻る