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ホームページのリニューアルの効果は?項目別に詳しく解説

2023.03.22

ホームページを運営することによって、集客や広報、人材獲得など多くのメリットを得られることはご存じの通りです。そしてホームページがもつ効果を最大化する有効な方法のひとつが「ホームページリニューアル」。

この記事では、ホームページのリニューアルによるアクセス数のアップやコンバージョンの最適化、企業イメージの向上などを目指す方に役立つ内容をご紹介しています。
ホームページをリニューアルする効果や注意点を参考にし、自社のホームページリニューアルについて検討してみましょう。

1. ホームページ リニューアルの効果は?

まずは、ホームページをリニューアルすることで得られる“具体的な効果”を確認しましょう。
適切なサイト運営を行うためにも、それぞれ運営しているホームページの目的に合ったリニューアルを実行していくことが重要です。

なお、ホームページ リニューアル全般に関する記事はこちらをご確認ください。
>>ホームページのリニューアルは必要?効果・タイミング・進め方を解説

アクセス・コンバージョンを増やす効果

ホームページを運営するにあたって、アクセス数やコンバージョンは重要な指標となります。
ユーザーのアクセス・コンバージョンを増やすためには、何をどうすれば集客に繋がるのかを知ることが重要です。具体的な要素と効果について見ていきましょう。

[用語]
コンバージョンとは、サイト内で運営側が設定する目的(資料請求・商品購入・会員登録など)をユーザーが達成する行動のことです。

SEO対策により、検索順位のアップが狙える

ホームページをリニューアルする際にSEO対策をしっかりすることで検索順位のアップを見込むことができます。
データによって差異はありますが、検索順位が10位のクリック率は1.5%程度、3位で10%程度、そして1位なら25%程度と検索順位がアクセスに大きく変動することは一目瞭然です。

検索順位を上げるには適切なSEO対策を行い、Googleなどが運営する検索エンジンがユーザーにとって有益なホームページであることを認識する必要があります。
SEOを意識したリニューアルにより検索順位がアップし、クリックが増えることで、サイトの目的達成を意味するコンバージョンの増加に繋がる可能性も高くなります。

>>参考記事:ホームページのSEO対策をしたい人必見!SEO対策の必要性や費用を解説

SNSと連携でき、集客に繋げられる

集客に繋げる方法として、検索順位を上げることの他に「SNSを活用する」方法があります。
Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSと連携することで、SNS経由のサイト流入を獲得できます。また、それぞれのSNSの特性に合わせてターゲットとなるユーザーの導線を作ることもでき、認知拡大やイメージアップに繋げることも可能です。

リニューアルの際に、各SNSとホームページをリンクさせるボタンの設置や、コラムなどを更新した際にSNSに自動投稿してくれる機能の導入により、楽にSNSと連携することができます。
ただし、SNSによる集客は、アクセス集中によるサイト速度の低下や意図しない情報の拡散などが起こる可能性があることへの理解も必要です。
ホームページをリニューアルする際は、SNSとの相性や効果的な活用方法を確認したうえで連携することを視野に入れましょう。

内容を見直すことでコンバージョン増加が期待できる

ホームページをリニューアルすることで、コンバージョン増加が期待できます。
コンバージョンとは、問合せ・資料請求・購入などのホームページ上での成果を差します。

CV(コンバージョン数)に影響する要素は、アクセス数とCVR(コンバージョン率)です。
「CV(コンバージョン数)=アクセス数×CVR(コンバージョン率)」
※CVRとは、アクセスしてきたユーザーのうち、どのくらいがコンバージョンに至ったかを示す数値。

SEO対策などでアクセス数を増やし、コンテンツや情報、サイトの導線を見直すことでCVRを高めていきます。
その2つの要素の改善に取りくむことで、コンバージョン増加につながるでしょう。

 

デザイン・コンテンツを改善することで企業のイメージアップができる効果

ホームページを見ていると、なんとなく印象がよかったり、各種ページを開きたくなったりした経験はありませんか?
ホームページのデザインやコンテンツがユーザーに与えるイメージは、非常に大きいものがあります。
デザインやコンテンツが与える影響を具体的に見ていきましょう。

ブランディング・イメージアップに繋げられる

今、運営しているホームページと企業のブランドイメージは一致しているでしょうか?
訪問したユーザーがホームページを通して、「ブランドの雰囲気によい印象を持てる、ブランドの価値を理解できる」ことは重要なポイントです。
デザインでブランドの雰囲気を表現し、コンテンツでブランドの価値(他社との違い)を訴求します。

ユーザーに与える視覚的な要素により、ブランディングやイメージアップをはかることはホームページリニューアルがもたらす大きな効果といえます。
そして、ユーザーが各社のホームページを閲覧している場合に、ホームページのデザインやコンテンツから自社ブランドの価値や強みが伝われば、より効果的なイメージ戦略のひとつとなるでしょう。

デザインを刷新することで、企業の古いイメージを払拭できる

ホームページのデザインにもトレンドがあります。
何年も前からリニューアルされていないようなホームページから受ける印象を想像してみてください。期待感がふくらまず、サイトから離脱してしまうこともありますよね。
トレンドのホームぺージだからコンバージョンが増えるというわけではありませんが、ユーザーに‟ちゃんとした信用できる会社”だと認識してもらうためには、時代に適したホームぺージが必要です。

もしも、自社のホームページが何年も更新されていない場合は、リニューアルをすることで、ホームページによるイメージアップ効果を大きく引き出せる可能性があります。
デザインを刷新することで古いイメージを払拭し、本来のブランド力をアピールする切っ掛けになることでしょう。

人材獲得に繋がる

企業の人材募集に応募する人は、ホームページをチェックして少しでも有益な情報を集めようとするはずです。
知りたい情報を得られることも重要ですが、ホームページのデザインやコンテンツから“よいイメージ”を持つことで、企業のイメージも好印象になる場合があります。
例えば、ヨレヨレのスーツを着た営業マンと、ピシッと身なりを整えた営業マンでは、同じ商品を販売するにも、見た目が与える印象で結果が変わる場合もありますよね。
ホームページにおいても、どのような印象を与えるかで、閲覧したユーザーのその後の行動が変わってきます。

人材獲得を目的としている場合にも、ホームページのリニューアルがよい効果を導き出すことを意識しておきましょう。
また、現在のホームぺージに求人コンテンツが少ない場合は、しっかり情報を掲載できるようにぺージを整えることでさらに人材獲得に繋がるでしょう。

▼新卒採用ページの例

 

利便性が上がることで直帰率改善やコンバージョンに繋がる効果

ホームページは、ユーザーが利用することを前提に作成する必要があります。
つまり、ユーザーが利用しやすい、便利な環境を整えることができれば、サイト内にしっかりと滞在してくれるため、運営側の目的達成に近付くでしょう。

[用語]
直帰率とは、ユーザーが閲覧を開始したページから、同じサイト内の別のページに行かずに離脱してしまった割合のことを指します。

スマホ対応でユーザーが閲覧しやすくなる

総務省の令和3年通信利用動向調査によると、インターネット利用端末の割合は「スマホ:68.5%」「パソコン:48.1%」とされています。
半数の方がパソコンからインターネットを利用していますが、スマートフォンによるインターネット利用率は約7割であることから、ホームページ運営側もユーザーのニーズに応える必要があります。
自社のホームページがスマホ対応していない場合は、リニューアルをする際にスマホ最適化を行うことで、ユーザーにとってより利便性の高い環境を構築することができます。
(参考)総務省-令和3年通信利用動向調査の結果

BtoB向けのサービスを提供している企業であればパソコンユーザーの方が多くなる傾向にありますが、SEO対策やスマホユーザーも一定数いることから、スマホ対応は今の時代必須だと言えるでしょう。

ホームページの導線が分かりやすくなる

ホームページをリニューアルすることで、サイト内の導線を分かりやすくし、コンバージョンへと繋げることができます。
ホームページ内でユーザーが知りたい情報にたどり着けない場合、そのサイト内での閲覧を諦めてしまい、直帰や離脱が増えてしまいます。
このような状況を回避するために、ユーザーの利用しやすい導線を作ることが重要です。リニューアルの際には、ユーザー目線による階層やコンテンツを組み込むことで、閲覧者が迷子になりにくい構成を構築しましょう。

表示速度の高速化でユーザーの直帰率を防ぐ

Googleによる調査では、スマホサイトの「表示速度が1秒~3秒」だと、「直帰率が32%増加」し、「表示速度が6秒」にもなると「直帰率が106%増加」することが示されています。
(参考)Think with Google -Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed

どんなに洗練されたデザインと内容のホームページでも、表示速度が遅いということは、それだけでコンバージョンに繋がる機会を損失している可能性があるということです。
つまり、ホームページの表示速度が遅いことで直帰率が高くなっているのであれば、ホームページのリニューアルをする際に、表示速度を高速化することも直帰率を下げる有効な方法になります。直帰率の改善がコンバージョンに繋がりやすくなることを意識しましょう。

 

「機能」をアップデートすることで企業の利便性や顧客満足度に繋がる効果

ホームページの機能を追加、アップデートすることで運営側である企業の利便性や顧客に対するサービス向上にも繋げることができます。

コンテンツの更新が簡単になり、最新の情報を届けやすくなる

古い形式のホームページでは、コンテンツのまとまりがなかったり、内容が重複していたりすると、ユーザーだけでなく管理する側も非効率な作業を余儀なくされ、ミスも起こりやすくなります。
企業の情報や新商品、サービスの情報などは常に更新していく必要がありますが、ホームページのリニューアルによって構成や階層などを整理し効率化することは、生産性の向上にも関連する要素です。

ホームページの維持管理や更新は、社内でも簡単にホームページを更新できるシステムである「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」を導入するケースが増えています。
CMSを導入してホームぺージを構築すれば、WEBの専門知識がなくても更新できるようになるため、最新の情報を発信しやすくなります。

管理・更新コストが改善できる

WordPressなどのCMSを導入することで、社内での管理がしやすくなり、修正にかかるコストも抑えることができます。
しかし、社内できちんと情報を管理していくことは求められますので、サービスや実績、お知らせ等のコンテンツを更新する担当者や内容をチェックする体制などは事前に整えておく必要があるでしょう。

新たなビジネスモデルに対応できる

新しいビジネスモデルを運営するうえで、ホームページのリニューアルは有効です。
今までとは全く違う新しいサービスがリリースされたり、新たにネットショップを開始するといった場合は、ビジネスモデルに適した仕様にリニューアルした方が良いでしょう。
新たなビジネスモデルの開拓とホームページのリニューアルをリンクさせていけることは大きなメリットになります。
リニューアルではなく新しくサイトを立ち上げるケースもありますので、どちらの方がいいのか検討して進めるようにしましょう。

「問い合わせ」機能の充実で顧客満足度の向上が期待できる

ユーザーからのお問い合わせは、顧客の満足に繋がるチャンスを秘めています。
ユーザーがホームページを閲覧したことにより興味をもち、何らかのアクションを起こそうとしても「問い合わせ」機能のような相談や疑問、不満点などを解決できる場所がなければ満足には至りません。
そこで、ホームページ内にメールや電話などの連絡ツールをサポートする「問い合わせ」機能を追加することにより、ユーザーが気軽に連絡ができ声を拾うことができます。

さらに、チャット形式による自動的な回答を可能とする「チャットボット」などのプログラムを組み込めば、ユーザーからの問い合わせに対して、とても効率的な対応が可能となるでしょう。ユーザーの悩みをうまくサポートできるホームページにリニューアルすることで、顧客満足度の向上を目指すことができます。

このように、ホームページをリニューアルすることによって獲得できる効果は多くの方に実感していただけるでしょう。
ホームぺージリニューアルの進め方はこちらで詳しく解説しています。
>>ホームページリニューアルの進め方!注意点、制作会社の選び方も解説

 

2.ホームページのリニューアルは逆効果の場合もある

ここまで、ホームページをリニューアルすることで得られる「良い効果」を中心に解説してきましたが、きちんと理解していないと「逆効果」になる場合もあることを念頭におく必要があります。
やみくもにリニューアルすることによって起こるリスクについて解説していきます。

ホームぺージはデザインだけではない

ホームページをリニューアルする際に、Web上でたくさんの情報を収集してお洒落なデザインで仕上げてみたものの、結果的にアクセス数が減ったり、成果に繋がらないケースもあります。ホームページをリニューアルする際は、流行りのデザインに着目することも大事ですが、それだけではコンバージョンには繋がりません。
目的に準じたマーケティング戦略に基づいて、構成、デザイン、コンテンツ、キャッチコピーなどの要素を組み合わせることでコンバージョンに効果を発揮します。

デザインとマーケティング戦略の両立には、最新の情報と十分なWEB経験が必要です。
社内でマーケティング知識をもった専任者がいない場合は、マーケティングに精通した制作会社をパートナーにできると良いでしょう。
>>ホームぺージ制作・リニューアルについて相談する

SEO対策で検索順位を上げるはずが、逆効果になることもある

検索エンジンの仕組みや検索順位を決めるSEO対策の明確な基準は公表されておらず、加えて頻繁にアップデートを繰り返しています。
このような状況で専門知識のないままホームページのリニューアルを試みても、適切な対処が行われず、逆に順位を下げてしまうことはよくある話です。

SEO対策を行う上では、Googleに代表される検索エンジンの傾向や実績データをもとに研究、予測し適切に処理を行うことが求められます。
SEO対策による検索順位の向上には、一定の専門知識とリソースをつぎ込むことが必須となるため、多くの企業では専門部署による対応や専門業者に依頼することで検索順位の向上に力を入れています。
依頼する制作会社がきちんとSEOの知識をもっているか確認しておくことをおすすめします。

Googleなどの検索エンジン側のルールや法令に注意する

Googleなどの検索エンジンを運営する側が、ホームページをリニューアルしたことにより、サイトの内容を不適切、規約違反、他のホームページの内容と重複しているなどと判断した場合、大幅な検索順位の低下や検索結果からの除外に繋がることもあります。

また、画像や動画を使用する際には、著作権などの法令には十分な注意が必要です。
Web上に転がる画像や動画、データ等を安易に使用していると、著作権の侵害などの大きな問題に発展し、企業のイメージ低下や金銭的な損失を被る可能性もあります。
せっかくリニューアルに時間や資金ををつぎ込んでも、上記のような状況を招いてしまえば、完全に逆効果となってしまいます。
ホームページのリニューアルは十分な専門知識の下、適切に実施することをおすすめします。

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3.まとめ

ホームページをリニューアルすることによる効果や注意点などを解説してきました。
企業にとって、ホームページの運営は集客やイメージ向上につながる重要な戦力のひとつとなります。そんなホームページの効果を最大化するには、コンバージョンに繋がる要素を適切に組み込むことが大切です。
ホームページのリニューアルで成果をあげるためには、十分な知識や経験が必要になります。

リニューアルによるリスクを回避して、コスト削減や効果を最大化するためには、自社のマーケティング戦略を一緒に考え、理解し、サイトへ反映してくれる制作会社に相談するのがいいでしょう。
弊社ではリニューアルを検討されている企業さまに、無料サイト診断も実施しております!ホームページやWEBについてお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
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KBI WEB SERVICE 編集担当

関西ビジネスインフォメーション株式会社(KBI)のWEBマーケティング担当です。
ホームぺージ制作やWEBマーケティングに関する知識やノウハウを発信しています。
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