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サイト制作

ホームページリニューアルの進め方!注意点、制作会社の選び方も解説

2022.08.10


ホームぺージリニューアルのポイント

「ホームページのリニューアルを検討しているけれど、何から進めたらいいかわからない」
「ホームページリニューアルで失敗したくない」
「制作会社の選び方がわからない」
ホームページを担当される中で、このような疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、ホームページのリニューアルの必要性、リニューアルのタイミング、失敗例、そして制作会社の選ぶポイントについて解説していきます。

1.ホームページのリニューアルの必要性

まず理解すべきことは、企業は「利益の最大化」を目的に日々活動しており、ホームページはその目的を達成するための手段の一つということ。

『利益=売上ー費用』

上記より、ホームページをリニューアルの必要性は、
1.売上をあげるため
2.費用を減らすため の2つの観点に分かれます。

売上の観点からの必要性

例えば10年以上更新していないような古いシステムをお使いの場合、モバイル対応していなかったりデザインが古かったりしますよね。
それが原因で検索エンジンの上位に表示されない、ユーザーの離脱が多いといった課題が生まれ、問い合わせが増えないケースがあります。

正しくホームページをリニューアルすることで、検索エンジンの上位に表示される可能性がでてきます。さらにユーザーにとって使いやすいサイトであれば、問い合わせが増えて売上を伸ばすことも可能になるでしょう。

費用の観点からの必要性

ホームページのリニューアルで費用の削減ができるというと、「いやいや、逆に費用がかかるだろう」と思われるでしょう。
確かにリニューアル自体には費用がかかりますが、そのおかげで他の業務が楽になったり、業務効率化が進むことで、長期的にみると費用の削減につながるケースがあります。

例えば、今はお客様からの注文や問い合わせを電話で受けている状態だとします。
これがホームページから注文を受けられる、Q&Aが充実してるといった状態になれば、窓口業務の人件費の削減になるわけです。
また、情報更新が頻繁にあるページがあればWordPressなどのCMSを導入することで、誰でも更新しやすくなりホームページ更新にかけている費用の削減が可能になるでしょう。
※CMSとは​​​​Contents Management Systemの略。プログラミング言語などの知識がなくても簡単にホームページの制作・更新・運営ができるシステムです。

2.ホームページをリニューアルすべきタイミング

ホームページリニューアルのタイミング

ホームページをリニューアルするべきなのはどのようなタイミングかについて解説していきます。

ホームページの目的が変わった

当初のホームページの目的が「会社を立ち上げたばかりなので当社を知ってほしい」であったのが、現在の目的が「ホームページから顧客を獲得したい」に変わったような場合にはホームページのリニューアルを検討すべきです。
問い合わせを獲得するにはそのためのコンテンツや導線設計が必要ですので、現在の目的に合わせたホームページへリニューアルをしましょう。

会社のイメージを刷新したい

例えば「ホームページを制作したときには少人数ではじめた会社だったけれど、複数の支店を持つような会社になった」「新商品発売を機に、会社のイメージを変えたい」
このような場合には、ホームページのリニューアルをすべきです。
なぜなら、すでに現在のホームページは企業の現状や、ブランドイメージにそぐわないものになっている可能性があるからです。ホームページが古いままであるために企業のイメージを損ない、業績を伸び悩ませる原因になっている可能性もあります。

情報が増えて構成が複雑になった

情報を充実させるためにコンテンツを増やしても、分かりにくいサイトであれば意味がありません。ホームページを訪れたユーザーから「ホームページのどこに目的のコンテンツがあるかわからない」などと指摘があるような場合には、早急にホームページを改善すべきです。
ユーザーは知りたい情報を求めてホームページを訪れるため、目的のコンテンツがどこにあるのかわからないような不親切なホームページでは離脱率が増えてしまいます。

機能やデザインが古くなった

今では多くの人がスマートフォンを使ってホームページを閲覧しています。
デザインや機能が古いホームページは、レスポンシブデザインに対応していないことなどから、スマートフォンから文字や写真が見づらくなっているためホームページからの離脱を招きます。競合他社が、レスポンシブデザインに対応した見やすいホームページであれば、競合他社に顧客は流れてしまう可能性があります。
もし競合他社のホームページと比べて、機能やデザインが古くなっていたらホームページのリニューアルを検討すべきです。

アクセスやコンバージョンの減少

「最近アクセスが減っている」「アクセスはあってもコンバージョンが獲得できていない」などの課題を感じていませんか?
普段からホームページを更新していてもこのような悩みを抱えているなら、リニューアルで導線やコンテンツの見直し、SEO対策の強化を行うことで解決する可能性が高いです。

 

3.ホームページリニューアルの進め方

ホームページのリニューアル

続いて、具体的なホームページリニューアルの進め方について解説していきます。

現状の課題を整理する

ホームページのリニューアルのためには、まずは現状のホームページの問題点や課題を把握し整理することが大切です。

「検索エンジンやスマートフォンからのアクセスが少ない」
「ホームページアクセスからのコンバージョン率が低い」
「ホームページのデザインがモバイルに対応しておらず離脱が多い」
「情報が複雑化していて見にくい」

などのように、課題を明確に書き出して整理しましょう。
社内にホームページ分析ができる専任者がいない場合は、外部の企業に診断してもらうのがおすすめです。制作会社やWEBマーケテイング支援の企業には無料でサイト診断をしているところがあり、プロの目線で課題を洗い出してくれます。

>>無料サイト診断はこちら

目的・目標の設定

課題が明確になったら、目的・目標を設定しましょう。

「検索エンジンからのホームページアクセスを2倍にする」
「ホームページアクセスからのコンバージョンを2倍にする」
「スマートフォンに適したデザインにする」
「新商品発表に合わせたブランドイメージに変更する」
「離脱を減らし回遊率の高いサイトにする」

上記のように目標を具体的に設定し、ホームページのリニューアルで解決すべきポイントをおさえて取り組むことで、より成功率を上げることが可能になります。
ホームページのリニューアルを成功させるためにしっかりと目的・目標を設定しましょう。

競合分析

実際にホームページの内容を考える前に、同じ業界や同じ客層をターゲットとする競合他社のホームページを分析することも必要です。
競合他社のホームページのどのようなところがよいのか、どのようなところが優位なのかなどを明確化していきます。競合他社のホームページを調査する場合には、ユーザー目線からコンテンツなどを分析することに注意しましょう。

競合ホームページへの流入経路や流入数などの詳細を知りたい場合は、​​SimilarWebやDockpitなどの分析ツールがおすすめです。
※​​SimilarWebとは無料で使えて、URLを入れたサイトのアクセス状況がわかるツール。
DockpitとはキーワードやサイトURLや業界を入力するだけで、『競合調査』『業界分析』『トレンド把握』ができるツール。

サイトマップ設計・サイト構成

ホームページは、複数のページから構成されています。
それぞれのページは独立したものでなく、トップページから会社案内のページや問い合わせフォームにつながるような階層状に構成されています。

サイトマップを作る手順は以下の通りです。

 1.ホームページに必要なコンテンツをリストアップする
 2.リストアップしたコンテンツを種類ごとに分類する
 3.ページの階層・構成を決める
 

複雑になってしまったホームページを整理するためにも、サイトマップは必要です。
見やすいホームページを作るために、TOPページからの導線を意識してサイトマップを作りましょう。
制作会社へ依頼する場合は、ホームページの目的に合わせてサイトマップ案を提案してくれるので、適宜相談しながら構成を決めるのがいいでしょう。

>>参考記事:効果的なホームページ構成の考え方は?テンプレートもご紹介

デザイン・コーディング

サイトマップができたら次はホームページ全体のデザインをしていきます。

▼デザインの注意点
☑ ホームページの目的・目標から外れないようにする
☑ どの端末からでも見やすいデザインにする

デザインが決まったら、プログラミング言語であるHTML(webページを制作するのに使う言語)とCSS(webページを装飾するために使用する言語)を基本としてコーディングをしていきます。
基本的には、制作会社がデザイン通りにWEB上へ実装してくれるイメージです。
ホームページリニューアル後、簡易な更新は自社で対応したい場合は、WordPressを代表とするCMSを組み込んでもらうとホームページの更新がしやすくなるのでおすすめです。

公開・運用

ホームページが完成し公開した後は、リニューアルの効果検証、運用を行っていく必要があります。
そこで役立つのがGoogleanalyticsです。Googleanalyticsとはwebサイトのアクセス状況を分析できるツールです。どのような人が訪れているのかや、サイト内でどのようなページを見ているのかを分析できるのでサイトの更新に役立ちます。
事前にGoogleanalyticsの設定をしておくと、公開後スムーズに分析を開始できるので設定を確認しておきましょう。

 

4.ホームページリニューアルでよくある失敗、注意点

ホームページのリニューアルの失敗例と失敗しないための注意点を6つご紹介します。

リニューアルの目的があいまい

「目的をきちんと設定しないでホームページのリニューアルをしてしまった」
「なんとなくホームページが古くなったので業者に丸投げしてしまった」
このようにリニューアルの目的があいまいのまま進めてしまうと、結局ホームページの成果も上がらず失敗してしまいます。
失敗しないためには、しっかりとホームページリニューアルの目的を設定し、ホームページの制作会社に伝えることが大切です。

旧サイトの問題点が解決されていない

「スマートフォンで見たら見にくい」
「アクセスは増えたがコンバージョンにいたらない」
などのように、旧ホームページの問題点が解決されていない原因として以下の理由が考えられます

  • 旧ホームページにあった問題点をピックアップする際に漏れがあった
  • ピックアップはされていたけれど制作会社に目的や意図が伝わっていなかった など

そもそものホームページリニューアルの目的や意図、課題の認識が異なると、構成や内容もずれてきます。制作会社としっかり認識をすり合わせた上で、リニューアルに臨みましょう。

デザインしか刷新していない

ホームページのリニューアルにおいて見た目のデザインを重視するあまり、中身が伴わないリニューアルをしてしまったような場合には、リニューアルに失敗したといえます。
古いデザインを新しいデザインにすることでホームページからの離脱は防げるかもしれません。
しかしデザインを重視するあまりに、写真などのコンテンツを詰め込みすぎて読み込みが遅くなるというようなことであれば本末転倒です。
デザインと実用性のバランスがとれたホームページリニューアルをするようにしましょう。

ユーザビリティが悪い

デザインがいくら優れていても、コンテンツを詰め込みすぎたために、複雑になって使いにくいホームページになってしまうと意味がありません。
階層が深く目的の情報にたどり着くまで何回もクリックしないといけない。
ボタンとボタンの距離が近く、間違った方を押してしまう。など

ユーザビリティが悪いホームページはアクセスが増えたとしても離脱率が増え、コンバージョンの獲得も難しくなってしまいます。デザインだけでなくユーザビリティが悪くならないように注意してホームページのリニューアルをしましょう。

競合サイトと似すぎてしまう

ホームページのリニューアルには、競合他社のホームページを分析することが重要です。
しかし、分析してよいと思ったページをマネして他社のホームページに似すぎてしまうと、自社の特徴をうまく表現できず、さらに検索エンジンの上位に表示されにくくなる可能性もあります。著作権侵害で訴えられるリスクも。
競合他社のホームページは、あくまで参考にとどめてオリジナリティのあるホームページになるように注意しましょう。

運用がしづらい

ホームページのリニューアル後も定期的な更新や改善をすることが成果を上げていく大切なポイントになります。
しかし更新しようにも、簡単には更新できない仕様になっていると、そのたびに費用や手間がかかってしまうのです。
ホームページをリニューアルするときには、更新が必要なコンテンツとそうではないコンテンツを整理し、必要に応じてWordPressをはじめとするCMSの導入を検討すると良いでしょう。
CMSの導入に多少の費用はかかりますが、ホームページの更新が簡単になるため運用しやすくなります。

 

5.制作会社を選ぶポイント

制作会社の選び方

社内のリソースだけでホームページのリニューアルをするには、相当な時間と手間と知識が必要になります。
ホームページの制作会社に依頼するのが成功への近道です。そこで、制作会社を選ぶときのポイントをご紹介します。

制作会社の規模が依頼内容とマッチしているか

ホームページの制作会社の規模によって得手不得手があるので、依頼内容とマッチした制作会社を選びましょう。

大規模のホームページの制作会社を選ぶメリットは、高品質なホームページを作ってくれること。
その分費用が高かったり、予算が少ない小さな依頼内容は請け負ってくれなかったりするケースもあります。

中規模のホームページ制作会社は、特定の分野は強いけれど他は苦手など得手不得手がはっきりしている場合が多いです。
どのようなサイト制作に強いのか、制作会社の特徴を確認しておきましょう。

小規模のホームページ制作会社は安価で小規模なホームページの作成にマッチしています。
比較的制作スピードは早い傾向にありますが、物量の多い依頼内容に対応できない場合があります。

類似実績があるか

自社と同規模の会社や同業種の会社などの類似実績があるかどうかも重要なポイントです。
自社がアパレル会社を営んでいて、ホームページのリニューアルのために制作会社を探しているとします。
アパレル会社のホームページ制作の実績がある会社を選べばノウハウを持っていたり、成功事例や失敗事例を持っているため具体的な話が聞けたりします。
ホームページの制作会社の得意分野を見極めて適切な制作会社を選びましょう。

見積書・提案書をチェック

いくつかの制作会社に絞り込んだら、制作会社の担当者と話をして見積もりと提案書を提示してもらいます。
見積もりだけでは詳しいことがわからないため、できる限り提案書を提示してもらいましょう。
重要なことは、希望の予算内に収まっているかはもちろん、提案書の内容にしっかり目を通すことです。

  • リニューアルの目的を理解して的を得た提案をしてくれているか、
  • 制作のスケジュールや公開後の運用など具体的に提案してあるか など。

あなたの会社のことを理解していれば、提案内容はより具体的なものであるはずです。
見積書・提案書を見てもわからないことは、必ず詳細を確認しましょう。

リニューアル後のサポートはあるか

ホームページは作成したら終わりではなく、運用してはじめてコンバージョンの獲得などの目的を達成するものです。そこで重要になるのは情報を更新してブラッシュアップしていくことです。
ホームページ制作以外の運用や管理も任せたい場合は、サポート体制が整っているかも重要なポイントとなります。
もしサポートがない場合に運用を他の制作会社に任せることになると、ホームページの運用方針や目的などを最初から説明しなければならなくなり、認識のズレが生じる恐れもあります。

ホームページの制作会社を選ぶ段階で、制作後の運用・管理を自社でやるか制作会社に任せるか決めておくことも重要です。

この記事を書いた人
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KBI WEB SERVICE 編集担当

関西ビジネスインフォメーション株式会社(KBI)のWEBマーケティング担当です。
ホームぺージ制作やWEBマーケティングに関する知識やノウハウを発信しています。
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