コラム
ホームページのSEO対策!SEOで問合せを増やす方法を解説
「ホームページのSEO対策をしたい」
「SEO対策ってどうやってやるの」
「SEO対策って本当に必要なの?」
『SEO対策』とは、ユーザーがネット検索したときに自社サイトを上位表示させるように対策することです。
この記事では、SEO対策の重要性やメリットを説明していきます。また、ホームページを上位表示させるポイントやSEO対策にかかる費用についても解説しますので、興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
CONTENTS
1.なぜ必要?SEO対策の必要性
まずは、SEO対策について基本的な知識をお伝えします。
SEO対策とは?
SEO対策とは、ネットの検索結果で自社のホームページを上位表示させてホームページの訪問者を増やす対策のことです。
どの記事を上位表示させるかを決めているのは、人ではなくGoogleのアルゴリズムです。
Googleのアルゴリズムが「このホームページは有益だ」と評価すると、検索結果上位に掲載される仕組みです。
多くの人が何かをネット検索した際に、気になったサイトを上からクリックしていきます。したがって、検索結果上位を獲得できれば、ホームページの訪問者数を増やすことができるのです。
なぜ必要?SEO対策が求められる理由
SEO対策が求められる理由は、企業の利益に繋がるからです。
人が多く集まる場所は、売上が発生しやすい傾向があります。
例えば、現実世界においても東京の渋谷にあるカフェと田舎の人が少ないエリアにある居酒屋だと、人が多い渋谷のほうが売れそうですよね。
ネット世界でも全く同じです。
多くの人がクリックする『検索結果上位ポジション』に掲載されることで、自社の商品・サービスを知る人が増え、売上にも繋がりやすくなります。
また、ネット経由で商品・サービスを販売していない場合でも『検索結果上位ポジション』を獲得すると、多くの人に自社のことを認知してもらうことができ、ブランディングにもつながります。そのため、SEO対策が多くの企業で重要視されているのです。
2.SEO対策メリットと効果
SEO対策することで、どんなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、SEO対策のメリットと効果について説明していきます。
SEO対策することのメリット
SEO対策のメリットは、以下の通りです。
- ブランディング
- 潜在顧客の獲得
- 広告費のカット
検索上位になると自社のブランド力が上がる
検索結果上位になるとブランディングに繋がります。
自社が運営するホームページ内のどれかの記事で検索結果上位を獲得すると、多くの人々が訪問します。
例えば、あるジムを運営しているA社が「渋谷 ジム おすすめ」という検索キーワードで検索結果上位を獲得したとします。すると、「渋谷 ジム おすすめ」で検索した多くのユーザーがA社のホームページを訪問してくれます。つまり、【A社=渋谷でおすすめなジム】とブランディングできるわけです。
潜在的な顧客を獲得できる
SEO対策によって、サービスを比較検討している顕在層だけでなく、自社の商品・サービスを知らない潜在的な顧客にもアプローチできます。
例えば、ジムを運営しているA社が「ダイエット」に関する有益な記事を複数作成します。
その中で、ジムに関する記事も織り交ぜると、潜在的な顧客は「ジムに通うと痩せられる」と理解して、ジムに興味をもってくれるのです。
顧客の種類 | 願望 | 状態 |
顕在的な顧客 | 痩せたい | ジムに通って痩せたい。通えるジムを比較検討している。 |
潜在的な顧客 | 痩せたい | 痩せたい気持ちはあるが、なにをすればいいのか分からない。 |
ジムを比較検討している顕在顧客は「○○(地域) ジム」「ジム おすすめ」などのキーワードで通いたいジムを探すでしょう。
一方で、まだ具体的にダイエットの手法を決めていない潜在層は、「ダイエット やり方」「痩せる方法」などのキーワードで検索する可能性が高いです。
ダイエットにはジムが効果的であるような内容のコンテンツを用意し検索結果上位に表示させることで、その記事を読んだユーザーへ興味付けを行い、さらには自社サービスへの誘導を可能にします。
広告費が抑えられる
SEO対策で必要な経費は、ホームページ(コンテンツ)制作やサーバー維持などに限られています。
DMやWEB広告などでは、アプローチ数を増やせば増やすほどコストが発生しますが、SEO対策ではターゲット数に関係なくコストは同じです。
自社のホームページに10人集客しても1,000人集客しても、かかる費用は変わりません。
SEO対策により安定した流入が見込めるようになれば、WEB広告やその他施策にかけている広告費を抑えることができるため、コスト改善につながるでしょう。
SEO対策するとサイトアクセス数はどれくらい変わる?
SEO対策により、ホームページへのアクセス数が300~400%アップになったケースもあれば、なかなか成果が上がらないケースもあります。どんな対策をするかにより成果は大きく変わりますが、現状の検索順位が低い場合は大幅なアクセス改善の可能性もあるということです。
WEB広告とは違い、SEO対策は成果がでるまで時間がかかります。
以下のGoogle公式サイトにも書かれている通り、SEO対策に着手してから結果が得られるようになるまで、通常は4か月から1 年かかると言われているため、中長期的な施策として取り組みましょう。
(参考)SEO が必要なケース – Search Console ヘルプ
3.ホームページのSEO対策の内容
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、簡単にいうと「読者の疑問を解決する記事を書くこと」です。
ユーザーの検索意図に適した良質なコンテンツを発信することで、検索の上位表示を狙います。
例えば、英会話を運営するAスクールが「社会人 英語 価値」という検索キーワードで上位を狙うとします。
Aスクールは、どのようなコンテンツを記事に盛り込むべきでしょうか。
記事作成時に大切なのは、読者がどのような悩みを抱えているのかを徹底的にイメージすることです。
読者は、「社会人が英語を学ぶメリットを知りたい」「社会人が英語を学ぶ価値は本当にあるのか」などと疑問を抱えているかもしれません。それらの疑問解決に向けて、「社会人が英語を学ぶメリット」「英語を学んでいる社会人の口コミ」などを盛り込むといいかもしれません。
読者の疑問解決に繋がる記事を作成することが、コンテンツSEOの根幹ということですね。
内部SEO対策
内部SEO対策とは、自社ホームページにおける骨組みを作ったり、サイト内を使いやすくするための作りに変えていくことを言います。
内部SEOの目的は大きく3つです。
- 検索エンジンに正しい内容を伝える
- 検索エンジンを巡回させ、サイトの評価を高める
- ユーザビリティを高める
検索エンジンに正しい内容を伝えるためには、「読者が分かりやすい良質な記事や文章を作り、回遊しやすいサイト作りをすること」が重要です。
それでは、より具体的な内部SEO対策を見ていきましょう。
タイトル・ディスクリプションの見直し
タイトルタグは、内部SEO対策の中でも比較的重要な要素です。
タイトルタグの内容からGoogle(検索エンジン)にページの内容を伝えられます。
また、タイトルとディスクリプションは、検索結果でユーザーにページの内容を伝えられる要素です。タイトルとディスクリプションの内容で、検索結果からのクリック率に影響が出るので、ユーザーにページの内容が魅力的に伝わるように設定しましょう。
ただし、クリックしてもらおうと意識しすぎて、タイトル・ディスクリプションと実際のページの内容に乖離がないように注意しましょう。訪問したユーザーがすぐに離脱すれば、Googleからの評価も下がりかねません。
内部リンクの設置
まずはホームページ内の内部リンクを最適化することです。
内部リンクとは、自社サイト内の関連性のあるページ同士を繋げていくことです。他のページへのリンクを設置することにより、回遊しやすいサイトを作ることが可能です。サイト内での巡回を促すことでサイト評価が高まります。
サイトの高速化
サイトを高速化して表示速度を上げることで、ユーザーの離脱率を引き下げます。
サイトの表示が3秒以上かかると40%以上のユーザーが離脱するというデータがあります。
Google Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」で確認できます。
「不良」「改善が必要」の2つに該当する場合は、対応しておきましょう。画像データが多い場合は、容量を100~200キロバイト(KB)に抑えるようにすると効果的です。
サイトの高速化により、ユーザビリティを向上させることが可能です。
>>参考記事:【初心者向け】サーチコンソールの使い方について解説!
SSL化
SSLを適用していない場合は、SSL化をしておきましょう。
SSL化とは、サイトのアドレスをhttp→httpsに変えることで鍵マークを付けることです。
2017年にGoogleにより「httpsに暗号化されていないサイトには警告を表示する」といったアナウンスが行われています。そのため、個人情報やデータを盗まれてしまうことを防ぐ効果と、サイト評価を高める効果があります。
ただし、適用するためにはサーバー上での手続きが必要となります。
SEOにはその他にも様々な内部要素が影響しています。
内部対策を正しく行うにはプログラミング知識が求められる場合もありますので、専門業者に相談してみるのがおすすめです。
外部SEO対策
外部SEO対策とは、自社以外の外部のホームページ・SNSなどからリンクを増やすことです。
自社ホームページが、外部からリンクされることを被リンクと言います。
自社ホームページにて有益な情報を発信していると、それを見た誰かが自分のホームページやSNSにて紹介してくれます。そのホームページを見た読者が、またどこかで紹介してくれるかもしれません。
このようにして被リンクが増えていきます。
「被リンクが多い=自社ホームページが多くの読者に役立っている」ということです。自社ホームページの価値が高まっていき、Googleのアルゴリズムからも高い評価を得られます。これが外部SEO対策です。
自社で行える外部SEO対策としては、被リンクされるような有益なホームページを制作することです。
4.ホームページを上位表示させるポイント
SEO対策の内容は分かったけど、検索結果上位を獲得できるかが不安…」
こんな方に向けて、ホームページを上位表示させるポイントを紹介します。
弊社が培ってきたノウハウをもとに、ポイントを4つに厳選しましたのでぜひ参考にしてみてください。
集客につながるキーワード選び
SEO対策で1番初めにすることは、集客につながるキーワード選びです。
どんなキーワードで検索結果上位を獲得すれば、自社の利益向上やブランディングに繋がるのかを考えましょう。
キーワードを選ぶ際は、適当に選ばないことが大切です。
また、選んだキーワードにどれくらいの検索者がいるのかも確認しておきましょう。
Google公式サイトにて、「キーワードに対してどのくらい検索回数があるのか」を調べることができます。
参考ツール:Google広告のキーワードプランナー (※Google広告のアカウントない場合こちら)
「思っていたよりも検索者が少なかった」「想像以上に検索者が多い!」という発見があるかもしれません。
顧客が知りたい情報を記載する
キーワードを選定した後は、顧客の疑問について徹底的に考えます。
例えば、「ロードバイク 初心者」で検索する読者は、どんな疑問を抱えているでしょうか。
このときに大切なのが、実際に選んだキーワードで検索してみて上位記事を調査することです。
なぜなら、上位記事には顧客の疑問解決に繋がるコンテンツが盛り込まれている可能性が高いからです。
「ロードバイク 初心者」の上位記事では、以下のような読者の疑問を解決していました。
ロードバイクにかかるお金
ロードバイクに必要な物
初心者におすすめのロードバイク
読者の抱えている疑問は様々ですが、上位記事を調査することにより、ある程度把握することができます。
読者の疑問を把握したのち、疑問解決に繋がる記事を作成していきましょう。
質の高い文章を作成する
記事作成時には、質の高い文章を意識しましょう。
以下のようなポイントを押さえることが大切です。
- 誰が見ても理解のできる文章を書く
- 段落、小見出し、箇条書きを取り入れる
- 外部の記事とほとんど違いがない文章は書かない
全部当たり前のように聞こえるかもしれませんが、いざ書くとなると忘れがちなポイントですので押さえておきましょう。Google公式サイトでは、記事作成の細かい注意点が記載されていますので、参考にしてみてください。
(参考)検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
スマホからの来訪にも対応できるようにする
スマホユーザーが増えている昨今では、スマホからの来訪にも対応できることが重要です。
自社ホームページをPCだけでなくスマホでも見やすいようにすることを、「レスポンシブデザイン」と言います。
自社ホームページがレスポンシブデザインでない場合、せっかく訪れてくれたスマホユーザーが離脱する可能性があります。
また、Googleのアルゴリズムもレスポンシブデザインであるかどうかを重視しています。レスポンシブデザインにするにはプログラミング知識が必要ですが、必ず対応しておきたい対策です。
5.SEOで問合せを増やすためのポイント
コンバージョンへの導線を考える
コンバージョンとは、問合せや資料請求などの「ホームページのゴール」のことです。
ホームページが上位表示されてアクセスが増えたとしても、そこから問合せにつながらないと意味がありません。
問合せを増やすためには、コンバージョンへの導線を分かりやすく設置することが重要です。
ユーザーが興味をもったタイミングですぐに問合せできるように、問合せボタンを常に画面に表示する、もしくは適度な間隔でボタンを挟むなど工夫しましょう。
問合せを増やすためには、コンバージョンへの導線を分かりやすく設置することが重要です。
ユーザーが興味をもったタイミングですぐに問合せできるように、問合せボタンを常に画面に表示する、もしくは適度な間隔でボタンを挟むなど工夫しましょう。
ユーザーの温度感にあわせたコンバージョンポイントを用意する
ユーザーによってサービスへの興味度は異なります。コンバージョンのハードルを下げるためにも、ユーザーの温度感に合わせていくつかコンバージョンポイントを用意するのもおすすめです。
(例)無料相談、トライアル、カタログ請求、資料ダウンロード など
上記で解説したように、SEOで問合せを増やしたい場合は「ユーザーがサイトに流入した後のコンバージョンへの導線」も考慮しながら施策に取り組みましょう。
6.ホームページのSEO対策費用・料金体系
ここでは、SEO対策を自分で行う場合と、制作会社に依頼する場合の費用を紹介していきます。
自社で対策する場合の費用
自分でSEO対策する場合の費用は、基本無料です。
ただし、自分でSEO対策を行うには、SEOやプログラミングに関する知識が必要になります。知識がない場合は、勉強時間も確保しないといけません。
また、時間をかけてSEO対策しても必ずしも結果が出るとは限らないので、SEO対策にかける時間や難易度を踏まえると費用対効果が低くなる可能性もあります。
専門業者に依頼する場合の費用
種類 | 費用 | 内容 |
月額固定費用型 | 月額10万円〜50万円程 | SEOコンサルティング |
一括支払い型 | 10万円〜100万円程 | SEO対策/記事作成 |
成功報酬型 | 1万円〜100万円程 | 記事作成(ex.検索結果5位以内に入ると報酬発生) |
※対策の内容やボリュームにより、費用は変動します。
専門会社に依頼する費用は、月額固定費用型・一括支払い型・成功報酬型の3種類に分かれることが一般的です。
【月額固定費用型】
月額固定費用型の費用は、月額10万円〜50万円程です。
大規模のホームページだと、月額100万円ほどになる場合もあります。
内容としては、ホームページの企画・制作・運用までを総合コンサルティングしてくれます。月額の費用は決して少なくないですが、ホームページの企画から運用まで一括で担当してくれるのは心強いですよね。
【一括支払い型】
一括支払い型の費用は、10万円〜100万円程です。
内容は、すでにあるホームページのコンテンツSEO・内部SEO対策・外部SEO対策などを行ってくれます。また、しっかりSEO対策をした記事の作成も行ってくれる制作会社もあります。
「月額という固定費用が発生せずに、一括で支払いたい」
「すでにあるホームページのSEO対策を担ってほしい」という方には、おすすめです。
【成功報酬型】
成功報酬型の費用は、1万円〜100万円程です。
例えば、制作会社が作成した1記事の検索結果が5位以内に入ると、その月の固定費用が発生するといった仕組みです。
「結果が出てからじゃないと費用を支払いたくない」という方にはおすすめです。
自社の売上向上やブランディング効果などを踏まえると、SEO対策の知識があるプロの制作会社に依頼する価値は充分にあります。
7.まとめ
この記事では、SEO対策の重要性やメリットを紹介しました。
加えて、ホームページを上位に表示させるポイントや、SEO対策にかかる費用についても解説してきましたが、独学でSEO対策を行うのはかなりの専門知識と経験が必要です。
社内での対応が難しそうであれば、プロの業者にお願いすることを前向きに検討してみるのもいいかもしれません。
弊社は、今までSEO対策に関するノウハウや経験を培ってきました。何かご質問や不明点があれば、いつでもお問合せください!