
コラム
ホームページ作成の「依頼」が成功のカギ!フリーランスと業者のメリット・デメリット
「ホームページ作成を依頼したいけど、どんな流れなんだろう」
「ホームページ作成を依頼するとどれくらいの費用なんだろう」
「ホームページ作成を依頼するのは、フリーランスか業者、どっちがいいんだろう」
といったお悩みを持つWEB担当者さまのために、ホームページ作成の依頼方法について解説いたします。
ホームページ作成を依頼することで、集客・ブランディング・業績アップに繋がる可能性があります。
しかし、大切なポイントを押さえておかなければ、「思った以上に費用が高い…」「作ってもらったホームページの質が低かった…」といった事態にもなりかねません。
この記事では、ホームページを作成依頼するときの注意点や、費用を抑えるコツ、業者とフリーランスの違いなどについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.多くの会社がホームページ作成に力を注ぐ理由
そもそも、なぜ多くの会社がホームページ作成に力を入れているのでしょうか。
会社の業績や営業成績が大幅に変わる
会社のホームページを新しく作り変えると、会社の業績や営業成績が大幅に変わるといわれています。
総務省の情報通信白書によると、2023年におけるインターネット利用率(個人)は86.2%となっており、ほとんどの人がインターネットを利用していることが分かります。顧客はインターネットにて日々様々な会社の商品・サービスに触れているのです。
したがって会社のホームページをより見やすくかつ分かりやすくすることで、多くの顧客に利用してもらえる機会が増え、業績や営業成績の向上が期待できます。
(参考)総務省の情報通信白書
会社の顔としてのイメージ戦略につながる
ホームページは、会社の顔です。会社の顔であるホームページを新しくすることは、イメージ戦略につながります。
世の中にたくさんの商品やサービスがあふれている中で、「誰から、どの会社から買うのか」が重要視される時代です。つまり企業イメージがとても重要な要素になるのです。
そんな現代において、会社の顔であるホームページが分かりにくいと、会社のイメージダウンに繋がり、顧客が離れていってしまう可能性もあります。
今後のビジネスの目的やビジョンが見えてくる
会社のホームページを新しく作り変えることは、今後のビジネスの目的を見つめ直すきっかけになります。
事業が拡大していく中で、事業計画の変更があったり、自社の強みがより深く見えてくることもあるのではないでしょうか。ホームページを作成するためには、自ずと「会社の中長期計画」「競合他社との差別化戦略」「顧客満足度の向上施策」などなど、改めて事業活動の方向性をまとめる必要があります。
つまり、ホームページを作成することは今の企業活動に適したビジネスの目的・ターゲット・戦略を整理するきっかけになり、必要な会社情報・サービス情報をユーザーに届けることにつながるのです。
2.依頼先を決める!委託先によるメリット・デメリットを比較
自作、フリーランス、制作会社の違い
ホームページ作成を外部へ依頼するとき、依頼先として、フリーランス(個人)やホームページ制作会社(業者)が考えられます。社内での作成(自作)を含め、それぞれのメリット/デメリットなどをまとめた比較表を作ってみました。
比較一覧表
ホームページ作成依頼 比較一覧表 | |||
自作 | フリーランス(個人) | ホームページ制作会社(業者) | |
納期スピード | ✕ | △ | ◎ |
品質 | △ | ー | ◎ |
費用 | ◎ | ◯ | △ |
依頼できる内容 | △ | △ | ◯ |
技術力 | △ | △ | ◎ |
メリット | ・社内にWEBスキルを持った専任者がいれば、無料で作成可能
・公開後の運用・改善もスムーズにできる |
・費用が安い・きちんと依頼先を選定すれば、高品質なホームページを納品してくれるフリーランスもいる | ・質の高いホームページを作成してくれる
・依頼できる内容が幅広い ・最新技術やIT業界に精通しているため、今の時代に合ったホームページを提案してくれる ・制作スキルが高いため、希望内容に柔軟に対応してくれる |
デメリット | ・WEB制作の経験がある人材が社内に必要
・作業に時間がかかる (委託すると、作業時間をマーケティングなどの他業務へ費やすことができる) ・技術力に限界がある |
・タイトな納品スケジュールに対応できない
・得意不得意な仕事があるため、依頼できる内容が限られる ・人により制作スキルに差があるため、品質の高いホームページを求める場合は、依頼先をしっかり見定める必要がある |
・費用が高い可能性がある |
ホームページの維持に必ずかかるランニングコスト
ホームページは、作成したらそれで終了というわけではありません。作成後には、ホームページを保守・運用していく必要があります。
【例】
継続的なウイルス対策、ホームページの微修正・更新、サーバーの更新 など
ホームページ制作会社であれば、ホームページの保守・運用も一緒に行ってくれるケースが多いです。この点も、フリーランスではなく、ホームページ制作会社にお願いするメリットといえるでしょう。
ホームページ作成依頼を安く抑える方法
ホームページ作成を依頼する場合、なるべく費用を安く抑えたいですよね。そこで、ホームページ作成を依頼するときに、費用を安く抑える方法について紹介します。
ホームページ作成の目的やターゲットを明確にする
ホームページ作成の目的やターゲットを明確にしておきましょう。
明確な目的やターゲットが設定されていないと、ホームページ作成依頼をするときに「これもお願いしたい」「このボタンも追加してほしい」などと、盛り込みすぎてしまいます。当然ですが、要望が増えると、その分費用は高くなります。
また、コンテンツを詰め込みすぎたり、ホームページの仕様が複雑になると、ユーザーにとっても分かりにくいサイトになります。
すっきりしたホームページにするためにも、目的やターゲットを明確にしておきましょう。
カットできる部分がないかプロにアドバイスをもらう
費用を安く抑えるために、カットできる部分を社内で検討しても、意見が分かれてうまく進まないことがあります。どこをカットするかは、好みや価値観で分かれてしまうからです。
ホームページ作成のプロに相談することで、目的やターゲットに合わせて必要なコンテンツを精査し、最適な構成案を提案してくれるでしょう。
はじめから予算を決めておく
ホームページ作成依頼の費用を安く抑えるためには、はじめから予算を決めておくのもポイントです。
あらかじめ決めている予算をホームページ制作会社に伝えておけば、その予算内にて制作会社も対応してくれるでしょう。
逆に、予算を決めていない場合「予想以上の見積書が届いた」ということになりかねません。
フリーランス(個人)や自作も検討する
ホームページ作成をフリーランス(個人)にお願いすると、費用は安く抑えられるでしょう。
しかし、フリーランスのホームページ作成品質のレベルはまちまちです。たくさんいるフリーランスの中から、あなたの求めているレベルのフリーランスを探すことは難しいでしょう。
また、制作会社・フリーランスにも依頼せずに、自作で対応しようとする方もいます。
しかし、自作は時間がかかる上に、品質を重視するなら高いホームページ作成スキルが必要です。
おすすめはプロのホームページ制作会社に依頼すること
おすすめは、プロのホームページ制作会社に依頼することです。ホームページ制作会社であれば、わかりやすい今の時代に合ったホームページを提案してくれますし、納品スケジュールにも柔軟に対応してくれるでしょう。
また、ホームページ作成のノウハウを知った担当者と、密にやり取りをしながら、ページ作成の相談ができる点も魅力です。
少々費用がかさむ可能性もありますが、費用対効果や公開後の保守運用の面を考えてもメリットは大きいでしょう。
>>参考記事:【決定版】ホームページ制作会社の選び方!4つのコツと料金相場も紹介
3.ホームページ作成の依頼の流れ
実際にホームページ制作会社に依頼する場合の流れをご紹介します。
制作業者に希望を伝える
ホームページ制作業者と、打合せを実施します。
- 【概要】何のためのホームページか(目的やターゲットなど)
- 【イメージ】どのようなホームページを希望しているか
- 【費用】予算はどれくらいを希望しているか
- 【期限】いつまでの納品を希望しているか などの詳細を業者に伝えます。
制作会社から提案書と見積を受け取る
打合せ内容に基づき作成された提案書と見積書を受け取ります。提案書とは、ホームページが完成したときのイメージ(全体の構成やデザインなど)です。この段階で、打合せで話したことが、提案と見積にしっかり反映されているか、確認しておきましょう。
発注する
複数社からもらった提案と見積を比較し、発注する制作会社を選定します。
より費用を抑えたい場合は、見積について制作会社と相談するようにしましょう。提案内容と見積書に特に問題がなければ、ホームページ制作会社に発注をします。
制作業者と構成やデザインの詳細をすり合わせる
発注が完了した後は、制作会社と相談しながら各ページの構成やデザインの詳細を詰めていきます。
ホームページに記載するコンテンツ内容がある程度決まると、必要な原稿や画像素材が明確になるため、各素材を準備するステップに移行します。
原稿などの素材を用意する
ホームページを1から作るのか、それとも現ホームページをリニューアルするのか、によって用意する原稿の量は異なります。
社内で原稿や画像の準備が難しい場合は、制作会社へ依頼することも可能なため必要に応じて相談しながら進めましょう。
原稿や素材を反映させたデザインで内容に問題なければ、実際にWEB上にホームページを実装するステップに移ります。
内容や動作に問題がないかチェックする
制作会社からテストアップが上がってきたら、内容や動作に問題がないか確認します。
各ページのリンクが正しく作動しているか、お問合せフォームが正常に機能しているか、担当者への通知設定は正しいかなどの確認も行いましょう。
完成したらホームページ公開!
チェックを行い問題がなければ、本番環境へホームページを公開します。
ホームページの規模感にも異なりますが、作成依頼から公開まで合計で約1ヶ月半〜3ヶ月以上の期間がかかります。途中でトラブルが発生する可能性もありますので、期間は余裕をもって設定しておきましょう。
4.まとめ
この記事では、ホームページ作成依頼をフリーランスと制作会社に行ったときの違い、また、費用を抑えるコツや、作成依頼したときの流れについて紹介しました。
現在、インターネットにて商品・サービスを見極めている顧客が多いです。会社のホームページを、分かりやすい【顧客ファーストなホームページ】に刷新することは、必須と言ってもいいでしょう。
ホームページの作成依頼をフリーランスか業者のどちらにするか悩んでいる方や、そもそもホームページを作成するかどうか悩んでいる方は、この記事を参考にしていただき、作成依頼の第一歩を踏み出されてはいかがでしょうか。