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WEB広告7種の特徴と選び方、課金方法を解説

2022.09.27

WEB広告の種類

スマートフォンをはじめとする通信機器の普及により、私たちの生活においてインターネットは欠かせないものになりました。インターネット上にあるWeb広告は、見ない日がないというくらい身近なものです。
広告業界の中でも需要の高いWeb広告ですが、運用を検討している方の中には「種類が多すぎてよく分からない」という方も多いのではないでしょうか?

Web広告を効果的に運用するためには、種類や特徴を把握し、最適な広告を選ぶことが重要です。そこでこの記事では、Web広告の種類と選び方、課金方式についてご紹介します。

1.WEB広告とは?

Web広告とは、インターネット上にあるメディアに掲載される広告のことです。たとえば、GoogleやYahoo!の検索エンジンの検索結果ページ・SNSのタイムライン・YouTubeなどで広告の掲載ができます。インターネットを介した広告なので、インターネット広告・デジタル広告・オンライン広告などさまざまな呼び方がされています。

IT化が進み、BtoCだけでなくBtoBビジネスもデジタル化が進んでいます。さまざまなユーザーにカテゴライズした条件で配信できるWeb広告は、現代社会にマッチした宣伝の形といえます。

また、電話営業や訪問営業など、自社の商品・サービスをPUSH型で紹介・提案する販促手法とは違い、広告を目にすることで興味を持ってくれたお客様が自ら問合せや購入に行動を移す、いわゆるPULL型の手法のため、営業・販売活動をより効率的かつ効果的に進めることが可能になります。

 

2.WEB広告のメリット・デメリット

ホームページ制作の依頼

ここでは、Web広告のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

ターゲットを絞れる

Web広告は、自社の商品やサービスに適したターゲットを絞ることが可能です。
【例】年齢・性別・地域・興味関心・Web上での行動履歴・検索キーワード など

上記のような条件から、広告に興味を持ってくれそうな人や自社のターゲットに絞って配信できます。個人のニーズに応じた細かいターゲティングができるので、広告を見てほしい人に確実に届けられます。

コストを抑えられる

Web広告は、テレビや新聞といった従来のマス広告と違い、少額から利用できます。
Web広告の費用は、種類にもよりますが、広告が表示された回数やクリックされた回数で費用が発生するケースが多いです。あらかじめ広告費の単価や合計金額の上限が設定できるので、広告費にかかるコストを抑えながら運用できます。

効果測定がしやすい

Web広告では閲覧回数・クリックされた回数・購入数や問合せ数などを数値化できるので、広告の効果の判断がしやすいことがメリットです。
数値の分析と改善を繰り返せるので、より効果的な広告が作成できます。

 

デメリット

専門知識が必要

Web広告を効果的に運用するためには、広告運用とWebマーケティングの知識が必要です。数値を分析し、課題を見つけ、改善していくスキルが求められます。
さらに、インターネットの世界は変化がとても早いため、常に新しい情報を収集し変化に対応していかなければいけません。

商材により掲載の制限や単価が高くなるケースがある

商品やサービスによっては、広告を掲載できない場合があります。例えば、性的な商品やサービス・たばこ製品などは、広告の掲載が禁止されている場合が多いです。
また、競合の多いサービス・商品などは競争率が高く、単価が高くなる場合があります。

 

3.WEB広告の効果

WEB広告の効果

Web広告には、さまざまな効果が期待できます。ここでは、Web広告の効果と効果を発揮しやすい広告の種類について解説します。
詳しい広告の種類については、後述するので合わせて確認してください。

露出を増やすことで自社の商品やサービスを知ってもらえる

Web広告の掲載は、自社の商品やサービスを知ってもらえる機会です。多くの人に商品やサービスを認知してもらえれば、問合せや購入につながるチャンスも増えます。
Web広告は顕在的な顧客だけではなく潜在的な顧客にまで情報を届けられるので、より多くの人に認知してもらいやすい媒体です。
認知の拡大を得意とするWeb広告には、ディスプレイ広告やSNS広告などがあります。

自社の商品やサービスへの理解を深めてもらえる

ある商品やサービスに興味を持っているユーザーに対しては、自社サイトへの誘導を促し、商品やサービスの理解をより深めてもらえる効果が期待できます。
そのためにも、一定の関心があるユーザーを、なるべく多くサイトに誘導しなければいけません。興味関心の高いユーザーが商品に対して深い理解を得られれば、購買意欲も高まります。
サービスに興味のある顕在層にアプローチできるWEB広告は、リスティング広告が有名です。

購入や問い合わせにつながる

Web広告の掲載は、商品の購入や問い合わせにつながる効果が期待できます。すでに商品に興味があり購買が見込めるユーザーは、Web広告が直接的なきっかけとなって、商品の購入や問い合わせといった行動につながりやすいです。ただ、競合企業も広告を出しているケースがほとんどですので、興味を惹く広告文やクリエイティブ(バナー)を作成し、自社広告をクリックしてもらう必要があります。
多くの広告が購入や問い合わせを増やすために実施されますが、その中でもリスティング広告やリターゲティング広告はニーズのあるユーザーにアプローチできるため効果的です。

 

4.WEB広告の種類を7種解説

ここでは、Web広告の種類と費用の相場について紹介します。詳しい課金の方式については、後述するので合わせて確認してください。
以下の表は、各ターゲット層に適したWeb広告の種類を簡単にまとめたものです。広告の種類によって、どのターゲット層に効果を発揮するかは異なります。

ターゲット層 効果的な広告の種類
顕在層 リスティング広告・リターゲティング広告・SNS広告
潜在層 ディスプレイ広告・SNS広告
低関心層 動画広告・SNS広告

リスティング広告

リスティング広告の掲載例

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面に表示されるものです。検索連動型広告とも呼ばれます。ユーザーが検索したキーワードに応じて表示されるので、購買意欲のある顕在的な顧客層を集客しやすい広告です。
費用の相場は、クリック課金で数十円〜数千円/1クリックです。検索キーワードによって費用は異なり、競合の多いキーワードは費用が高くなります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告の掲載例

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリなどの広告枠に表示されるものです。
テキストだけでなく画像や動画も使用できるので、視覚的なアプローチが可能です。潜在的な顧客層への認知拡大が期待できます。
費用の相場は、インプレッション課金方式で数十円〜数百円/1,000回、クリック課金方式で数十円〜数百円/1クリックです。

リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、過去に自社のWebサイトに訪れたユーザーに対して、別のサイトの広告枠に自社の広告を表示させるものです。すでに商品に興味があり、購買意欲の高い顕在的な顧客層に対して効果が期待できます。
費用の相場は、インプレッション課金方式で数十円〜数百円/1000回、クリック課金方式で数十円〜数千円/1クリックです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、アフィリエイター(媒体主)のブログやSNSアカウントなどに広告を表示させるものです。成果報酬型広告とも呼ばれます。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)という仲介サービスの登録が必要で、ブログを見たユーザーがそこから製品を購入する等の成果が発生した場合のみ、報酬が支払われる仕組みです。
費用の相場は、ASPの月額費用で3万円〜5万円ほどです。さらに、成果報酬に対して30%ほどの手数料が発生します。

また、アフィリエイト広告に分類されるもので、リワード広告があります。リワード広告は、広告を見て行動を起こしたユーザーに対しても報酬が発生するのが特徴です。アプリのインストールなどで利用されることが多いです。

動画広告

動画広告とは、動画を用いて商品やサービスを宣伝するものです。主に、YouTubeやSNSの動画配信で活用されます。テキストの広告と比べて、多くの情報を伝えやすいので、ユーザーの目を惹きやすいのが特徴です。
費用の相場は、視聴課金方式で10円〜/1視聴です。

SNS広告

SNS広告とは、SNSのプラットフォームに表示されるものです。
SNSの特性を生かして、性別・年齢・学歴・興味関心など細かいターゲティングが可能です。幅広い顧客層にアピールできるので、認知の拡大につながります。
費用の相場は、インプレッション課金方式で数十円〜数百円/1,000回、クリック課金方式で数十円〜数百円/1クリックです。

代表的なSNS広告を4つ紹介します。

Instagram

Instagramは、画面全体に広告が表示できるので、視覚的にインパクトがありユーザーの記憶に残りやすいです。Instagramの利用者は女性が多く、アパレルやコスメなどの女性をターゲットにした商品やサービスと相性が良いのが特徴です。

X(旧:Twitter)

X(旧:Twitter)は、ユーザーの興味関心を基にターゲティングができます。リツイートやいいねなどの拡散力があるので、幅広い顧客層に認知を広げやすいのが特徴です。

Facebook

Facebookは実名登録が基本なので、名前・年齢・地域・仕事などユーザーの登録情報を基に、精度の高いターゲティングが可能です。ビジネス目的で利用しているユーザーも多いので、ビジネス向けの商品やサービスと相性が良いのが特徴です。

LINE

LINEは、若年層に利用者の多いSNSと違い、家族との連絡手段として使われることもあるので、幅広い年代に向けて広告を届けられます。地域密着型の飲食店や美容室、個人事業主との相性が良いのが特徴です。

 

メール広告

メール広告とは、メールに表示されるものです。メルマガとして配信される場合もあります。
費用の相場は、特定の媒体のメルマガ購読者全員にメール広告を配信する一斉配信契約型で0.1〜2円/配信数、配信数に応じて料金が発生する配信型課金で5〜100円/配信数、クリック課金方式で300〜800円/1クリックです。

 

5.WEB広告の選び方と効果的な利用方法とは?

ウェブ広告の選び方

WEB広告には、さまざまな種類があります。効果的に利用するためにも、どの広告を選ぶかは重要です。ここでは、Web広告の効果的な選び方について解説します。

ターゲットを明確にする

広告をどのような層のターゲットに発信したいのかを明確にしましょう
ターゲットは大きく以下の3つに分けられ、どの層にアプローチしたいかによって選ぶ広告の種類も変わります。

  • 商品やサービスを知らない低関心層
  • 興味関心をもっている可能性はあるが商品の知識があまりない潜在層
  • 興味関心や購買意欲のある顕在層

WEB広告の媒体を選ぶ

Web広告には、上記で紹介したようにさまざまな種類があり、広告によって期待できる効果は異なります。
広告の効果を最大限に発揮するためには、各広告の特徴を理解するのが重要です。特徴を理解し、自社にとって最適な媒体を選びましょう。

ターゲットがよく利用している媒体から選ぶ

WEB広告で成果を出すためには、ターゲットが利用している媒体で広告を発信する必要があります。
例えば、60代以上の高齢者に対して若者に利用者の多いX(旧:Twitter)やInstagramなどで宣伝をしても、効果はあまり期待できません。
ターゲットとなるユーザーの年齢やデジタル上の行動歴などを理解して、最適な媒体を選びましょう。

目的によって選ぶ

最適な媒体を選ぶためには、広告を発信する目的を明確にする必要があります。認知を拡大したいのか、商品の購入につなげたいのか、企業によって目的はさまざまです。
Web広告の種類によって、得意とする効果は異なるため、目的を達成するために最適な媒体を選びましょう。

効果的なタイミングで実施する

Web広告は、広告を見てもらえないと意味がないので、効果的なタイミングで発信するのが重要です。
ターゲットとなるユーザーに広告を確実に見せるには、ターゲットの生活リズムや思考に合わせて、発信の曜日や時間帯などを考慮する必要があります。

さらに、新商品・季節・流行がある商品についても同様にタイミングが重要です。たとえば、BtoC向けの新商品が発売される場合は、話題性と購買意欲を高めるために1週間〜1日前に配信をスタートするケースもあります。

 

6.WEB広告は代理店ですべき?自社ですべき?

自社でWeb広告の運用が難しい場合は、代理店に依頼するべきです。
デメリットの項目で前述した通り、Web広告を効果的に運用するには、広告運用とWebマーケティングの専門知識が必要です。代理店であれば、専門知識を持ち合わせているので、より効果的な運用が期待できます。
加えて、初期設定や分析・改善など、Web広告の運営にはある程度の時間が必要です。代理店に頼めば時間の節約になり、浮いた時間を別の業務に当てられます。

デメリットは、広告費に加えて代理店への運用代行手数料が発生してしまうことです。しかし、効果的なWeb広告が運用できれば、成果が十分に見込めます。知識のない状態で時間をかけて運用するのなら、手数料がかかっても代理店を利用した方が結果として費用対効果は高いといえます。

 

7.WEB広告の課金方式

ウェブ広告の課金方法

ここでは、Web広告の課金方式について解説します。

CPC(クリック課金)

広告がクリックされるごとに費用が発生します。広告の掲載だけでは、費用は発生しません。
リスティング広告・ディスプレイ広告・リターゲティング広告・SNS広告などで採用されている課金方式です。

CPM(インプレッション課金)

広告が表示された回数に応じて費用が発生します。一般的には、1,000回表示されるごとに費用が発生します。
ディスプレイ広告・リターゲティング広告などで採用されている課金方式です。

CPA(成果報酬型課金)

購入や会員登録など、あらかじめ設定した成果を達成するごとに費用が発生します。主に、アフィリエイト広告で採用されている課金方式です。

CPV(視聴課金)

動画が視聴された回数に応じて費用が発生します。動画広告などで採用されている課金方式です。

CPF(獲得課金)

アカウントへのフォローを獲得するごとに費用が発生します。SNS広告などで採用されている課金方式です。

CPI(インストール課金)

アプリがインストールされるごとに費用が発生します。SNS広告などで採用されている課金方式です。

CPE(エンゲージメント課金)

クリック・シェア・フォローなど、あらかじめ設定した行動をユーザーがしたときのみ費用が発生します。ディスプレイ広告・リターゲティング広告・SNS広告などで採用されている課金方式です。

CPAC(アプリクリック課金)

アプリへのクリックごとに費用が発生します。SNS広告などで採用されている課金方式です。

OAB(アクション最適化課金)

アプリ内での行動に応じて費用が発生します。SNS広告などで採用されている課金方式です。

 

8.まとめ

この記事では、Web広告の種類と選び方、さらに課金方式について解説しました。Web広告は、幅広い層に認知を広げたり、ターゲットを絞って購入を促したりと、自社の商品やサービスを宣伝する方法として効果的です。費用も従来のマス広告より調整しやすいのが特徴です。
紹介した7種類の広告それぞれに特徴があり、自社の目的にあった広告を選ぶのが重要です。Web広告を効果的に運用するには、専門知識が必要で、運用には手間もかかります。自社での運用が難しい場合は、代理店への相談を検討してみてくださいね。

弊社でも最適なWEB広告のご提案、運用代行を行っていますので、お気軽にご相談くださいませ!

この記事を書いた人
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KBI WEB SERVICE 編集担当

関西ビジネスインフォメーション株式会社(KBI)のWEBマーケティング担当です。
ホームぺージ制作やWEBマーケティングに関する知識やノウハウを発信しています。
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