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【例文つき】効果的な展示会お礼メールの書き方|手順やポイントも徹底解説!

2023/12/01

展示会開催後に来場者の方へ送付するお礼メールを作成する際に、どのような内容を記載すれば効果的か悩む企業の担当者もいるでしょう。メールを作成する際は、顧客の確度に合わせて、次のアクションにつながる内容を簡潔に記載するのが重要です。

この記事では、展示会お礼メールの目的やポイント、書き方について解説をします。ぜひこの記事を参考に、商談や成約につながる効果的なお礼メールを作成してみてください。

1.展示会後にお礼メールを送る目的は?

展示会後のお礼メール

ここでは、展示会後にお礼メールを送る目的について解説します。目的を正しく理解したうえで効果的なメールを送りましょう。

お礼メールを送る目的は以下のとおりです。

  • 自社のイメージ強化
  • 見込み顧客のアクションにつながる

自社のイメージ強化 

展示会終了後なるべく早い段階でお礼メールを送れば、自社のイメージ強化につながります。
来場者は多くのブースを訪れているため、展示会場での接点のみで自社を覚えてもらえるとは限りません。

たとえば、確度の高い見込み客と接点を持てたとしても、展示会後のアプローチがなければ自社の存在を忘れられてしまう可能性もあります。

見込み顧客のアクションにつなげる

お礼メールを通して自社のホームページや製品情報を伝えることで、見込み顧客の次のアクションにつながります。展示会は情報収集を目的に来場している人も多いため、会期中は商談が成立しないことも少なくありません。

しかし、ブースに足を運んでくれた来場者は、自社の製品やサービスについて興味・関心を持つ見込み顧客である場合がほとんどです。そのため、興味・関心を高められれば、見込み顧客からのアクションにもつながる可能性があります。

たとえば、以下の情報を送るのがおすすめです。

  • 当日渡せなかった資料
  • WEB上でしか閲覧できない製品やサービス情報のリンク
  • ヒアリングした課題に添った提案
展示会中にヒアリングした内容やアンケートの回答をもとに、顧客が必要とする情報を送ることで問い合わせや商談の成立にもつながるでしょう。

2.お礼メールを送るまでの手順

お礼メールを送るまでの手順

ここでは、お礼メールを送るまでの手順について解説します。お礼メールを効果的に送るには手順をしっかりと理解することが重要です。

展示会前

展示会前①|見込み顧客のセグメント分けの定義を決める

展示会後に効率よく営業を行うためには、見込み顧客のセグメント分けの定義を決めておくことが重要です。事前に定義を決めておくことで、展示会中もスムーズに顧客にヒアリングすることができ、その内容をもとに適切な内容のお礼メールを送ることができるでしょう。

例えば「展示会への来場目的」「今抱えている課題やニーズ」「商材の検討状況」などをヒアリングしておくと、セグメントやその後の営業活動に役立つでしょう。

展示会前②|メールを作成する

事前に内容を作成しておくことで、展示会終了後すぐにメールを送信できます。速やかにアプローチをすることで顧客からのアクションにも期待できるでしょう。

展示会後

展示会後①|メールを送信する

顧客からのアクションにつなげるためには、展示会後すぐにメールを送信する必要があります。展示会から時間が経過してしまうと、顧客の自社に対する印象が薄れてしまう可能性があるため、事前に決めたセグメントに顧客を仕分けし、できるだけ早めにメールを送りましょう。

展示会後②|アフターフォローをする

将来的な商談や成約につなげるためには、アフターフォローが重要です。接点があった顧客すべてにフォローするのが理想的ではありますが、社内のリソースも限られています。お礼メールに反応をくれた見込み顧客や確度の高そうな顧客から優先的にフォローし、商談につなげていきましょう。顧客の事業内容やニーズにあわせて、活用事例や製品情報などの情報提供を行なうことで、信頼関係の構築につなげられます。

3.効果的なお礼メールのポイント

お礼メールのポイント

ここでは、効果的なお礼メールのポイントについて解説をします。
展示会後の営業を促進できるお礼メールを作成しましょう。

お礼メールは「早めに」送信する

上記でも触れましたが、展示会から時間が経ってしまうと、顧客の自社に対する記憶が薄くなってしまうため、早めに送信することが重要です。

顧客の興味・関心が薄れてしまうと商談も成立しにくいため、できれば展示会当日~2営業日、遅くても1週間以内には送信するようにしましょう。

お礼メールを「作成」するときのポイント

お礼メールを作成する際のポイントは、以下のとおりです。

  • 顧客それぞれの興味・関心度に合わせた内容に調整する
  • 印象的な件名(タイトル)にする
  • 顧客のメリットになる内容を入れる
  • 展示会当日を思い出してもらえるような内容を入れる
  • 次のアクションを促す工夫をする 

各顧客の興味・関心度に合わせた内容に調整する

展示会後に効率よくアプローチを行なうためには、顧客それぞれの興味・関心度に合わせた内容を送るのが重要です。

たとえば、確度の高い見込み顧客に対しては、商談のアポイントにつながる内容を作成します。一方で、確度の低い見込み顧客に対しても同様の内容を送ってしまうと、押し付けがましく感じられる可能性もあるため、気をつけましょう。

印象的な件名(タイトル)にする

ほかのメールに埋もれてしまわない印象的なタイトルをつけることがおすすめです。展示会に出展している他の企業も同様にお礼メールを送信している場合が多いため、顧客が目につく件名をつけると開封してもらいやすくなるでしょう。

顧客のメリットになる内容を入れる

お礼メールの効果を高めるためには、顧客のメリットになる内容を入れるのも重要です。たとえば、以下の例が挙げられます。

  • キャンペーン期間中の契約で割引
  • サンプルの取り寄せでプレゼントの配布

顧客がメリットに感じる情報をそえると、興味・関心が高まるため商談の後押しが期待できるでしょう。

展示会当日を思い出してもらえる内容を入れる

来場者は多くのブースに足を運んでいるため、展示会当日を思い出してもらえる内容を入れる必要があります。顧客の印象に残りやすい特徴やブースの画像を文面に入れることで、自社や製品について思い出してもらいやすくなるでしょう。

次のアクションを促す工夫をする

セグメント毎に顧客に取って欲しい行動を明確にして、次のアクションを促す工夫も必要です。
たとえば、確度の高い見込み顧客に対しては、見積もり依頼や問い合わせフォームへの誘導を行います。一方で、確度の低い見込み顧客に対しては、自社のブログ記事や製品情報のページの紹介などが良いでしょう。

4.お礼メール|書き方

お礼メール 書き方

ここでは、お礼メールの書き方について解説をします。書き方のポイントを理解したうえで効果的なメールを作成しましょう。

①件名

顧客は多くのメールを受け取るため、一目で概要がわかる件名をつけることが重要です。
内容がわからない件名の場合、迷惑メールだと思われて開封されない可能性もあります。

そのため、件名には以下の内容の記載が必要です。

  • 展示会名
  • 自社の会社名
  • 担当者名 ※当日の対応スタッフや事後フォローの担当者が明確な場合

顧客にしっかりと読んでもらうためには、誰から送られた、何のメールなのかわかる件名をつけましょう。
来場者限定の特典などがある場合は、件名に入れることで目にとまりやすくなるでしょう。

②宛名

メールを送る相手の会社名と名前を冒頭に記載します。メルマガ形式で一斉に送信する際には、以下のツールの活用がおすすめです。

  • マーケティング業務を自動化・効率化できるMA(マーケティング・オートメーション)ツール
  • 顧客の情報を管理できるCRMツール

どちらのツールも、会社名や名前などの登録情報をメール本文に差し込む機能があるため、ミスなく宛名の記載が行えます。

③名乗り

どこの企業の誰からのメールなのかを明確にするために、社名と送信者名を本文の書き出しに記載する必要があります。

しかし、メールを作成するのが、展示会の担当者とは異なる場合もあるでしょう。そのような場合でも、基本的には、名刺交換をした担当者からという体裁にするのが理想的です。

難しい場合は、別の人間がメールを送った理由がわかるように、簡単な自己紹介を添えたうえで作成しましょう。

④あいさつ

展示会後のお礼メールであるため、文頭にブースに足を運んでくれたことに対する感謝の言葉を記載します。顧客は多くのメールを目にするため、なるべくシンプルに書くことが重要です。

⑤本文

本文には、展示会のリマインドを中心に、当日を思い出してもらえる内容やヒアリングした課題に添った内容を記載します。また、全員に同じ内容を送るのではなく、顧客の確度に適した内容にするのも重要です。

加えて、資料を添付する際は、ダウンロードURLを記載する方法をおすすめします。BtoBの場合、直接ファイルを添付すると企業によっては添付ファイル付きのメールを自動でブロックしている可能性があるからです。
次のアクションにつなげるために、顧客にメリットを感じてもらえる内容を心がけましょう。

⑥結び

終わりのあいさつを本文の最後に簡単に記載します。「これから信頼関係を築いていきたい」という気持ちを伝えられる内容にしましょう。

自然で暖かい雰囲気の結びの文章が好まれる傾向にあります。

⑦署名

顧客がコンタクトを取りやすい署名を末尾に記載します。署名に記載する主な内容は、以下のとおりです。

  • 企業名
  • 担当者の部署名
  • 氏名
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 自社ホームぺージのURLや問い合わせフォーム

連絡先を複数提示しておくことで、顧客の都合の良い方法でコンタクトが可能です。

5.展示会後のお礼メール|例文

ここでは、実際に展示会後に送るメールの例文を紹介します。例文を参考に、顧客に適した内容のメールを送りましょう。

お礼メールのパターンは、以下のとおりです

  • 見込みの高い顧客
  • 見込みが低そうな顧客
  • 無料お試しなどの特典がある場合

例文①|見込みの高い顧客

【件名】〇〇展示会ご来場のお礼(〇〇社〇〇より)
【本文】
株式会社〇〇
〇〇様

お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇でございます。

✕月✕日~✕日に開催されました<展示会名>にて、弊社のブースへとお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。

ブース画像
◎ポイント:HTMLメールの場合は、自社ブースや製品を思い出してもらえるように画像を入れると良いでしょう。

ブースでは、【製品名と簡易説明】(例:手書き帳票を高い精度で読み取る「AI-OCRらくスルー」)をご紹介いたしましたが、✕✕様にとって有益な情報となりましたでしょうか。

また、会場では【ヒアリングした課題】(例:手書きアンケートが多くデータ移行の事務処理に時間がかかっている)とお伺いしましたが、同様の課題をお持ちの企業様の導入事例やサポート実績もございます。
つきましては、〇〇様のご都合が合う日程で 詳しくご説明できればと存じますが、いかがでしょうか。
下記フォームより、ご都合が合う日程をご入力いただければ幸いです。
URL:https://www....(※もしくは候補日のご提案)

なお、製品の詳細や活用事例などの情報は下記URLよりご覧いただけます。
URL:https://www.... 

〇〇様のお悩みを解決できるご提案ができればと存じますので 引き続きよろしくお願いいたします。

【署名】ーーー

例文②|見込みが低そうな顧客

【件名】〇〇展示会ご来場のお礼(〇〇社〇〇より)
【本文】
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇でございます。

✕月✕日~✕日に開催されました<展示会名>にて、弊社のブースへとお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。

 ブース画像

ブースでは、【製品名と簡易説明】(例:手書き帳票を高い精度で読み取る「AI-OCRらくスルー」)を製品やプランについてご紹介いたしましたが、✕✕様にとって有益な情報となりましたでしょうか。

当日展示していた製品は下記からも詳細をご確認いただけます。

<ブース展示商品>
■製品名
https://www… 

ご不明点がございましたら お気軽にお問い合わせください。
また、下記サイトにて〇〇様の課題である「業務効率化」や「コスト削減」などに関する 情報を発信しておりますので、ご覧いただければ幸いです。
URL:https://www… 

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

【署名】ーーー

例文③|無料お試しなどの特典がある場合

【件名】〇〇展示会ご来場のお礼★来場特典のご案内!★
【本文】
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇でございます。

✕月✕日~✕日に開催されました<展示会名>にて、当社のブースへとお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
ブースでは、【製品名と簡易説明】(例:手書き帳票を高い精度で読み取る「AI-OCRらくスルー」)を製品やプランについてご紹介いたしましたが、✕✕様にとって有益な情報となりましたでしょうか。

当日展示していた製品は下記からも詳細をご確認いただけます。

<ブース展示商品>
■製品名
https://www… 

★特典のご案内★
今回○○展示会の来場者さま限定で、1か月の無料トライアルをご用意しております。
実際にご利用いただき、社内での活用イメージや使用感をお試しいただけます!

特典のトライアルをご希望される方は、 下記フォームからお申し込みください。
URL:https://www… 

なお、製品の詳細や活用事例などの情報は下記URLよりご覧いただけます。
URL:https://www… 

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

【署名】ーーー

6.「MAツール」を上手く活用してお礼メールの効果を高めよう

MAツールを活用して上手くお礼メールの効果を高めよう

展示会後に効率よく営業を行なうためには「MA(マーケティングオートメーション)ツール」の活用がおすすめです。展示会に出展後、商談につなげるためには、顧客の自社に対する興味・関心度を把握して、適切にアプローチしなければなりません。

「MAツール」を活用すれば、マーケティング業務の効率化・自動化ができるため、効果的な営業活動ができます。たとえば、メルマガ配信はもちろん、顧客の反応の可視化が可能になります。

  • メールの開封をしたか
  • 本文のどのリンクをクリックしたか
  • メール開封後にWebサイトにアクセスしたか
  • どのページをどのくらいの時間閲覧したのか

顧客の行動を可視化することで、自社に対する興味の度合いを推測ができ、見込みの高い顧客からアプローチができます。また顧客が必要としている情報の推測も行えるため、情報を活かした提案が可能です。

【List Finder  ~自社運用が簡単・お手頃価格のマーケティングオートメーション(MA)ツール~】
https://www.kbinfo.co.jp/listfinder/index.html

7.まとめ

ここまで、効果的な展示会お礼メールの書き方と手順やポイントについて解説しました。

自社のイメージ強化や顧客に次のアクションを促すためにお礼メールを送ります。メールを送る際は、展示会後なるべく早いタイミングで送ることが重要です。

顧客の見込み度合いに応じて内容を変更し、メリットを感じられる内容を記載することで、次のアクションへ促しやすいでしょう。また、MAツールを活用すれば、効率よく営業活動が行えます。

お礼メールに悩んでいる企業の担当者さまは、ぜひこの記事を参考に、商談や成約につながる効果的なメールを作成してみてください。

この記事を書いた人
展サポロゴ
展サポ 編集担当

展サポは、展示会出展をトータルでサポートするサービスです。

展示会の効果を最大化するためのノウハウをコラムで発信しています。

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