コラム
省エネ性能を星の数で評価!BELS(ベルス)について分かりやすく解説!
BELSとは?
2013年から国土交通省が建築物の省エネ性能の評価に特化して日本国内で初めて統一された評価の指標がBELSです。
建築物の省エネルギー性能の評価及び表示を機関が公正かつ適確に実施することを目的とした、表示告示で規定される第三者による評価です。
2024年4⽉に建築物の省エネ性能表⽰制度の告⽰が改正・施⾏されることに伴い、第三者評価であるBELS制度も新しくなりました。
Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(= 建築物省エネルギー性能表示制度)
の頭文字を取って、「BELS」と呼ばれています。
省エネ性能を★(星の数)で評価するラベリング制度であり、専門的で分かりにくい建物の省エネ性能を一般の方にもなるべく分かり易く表示し、より環境性の高い建築物をどんどん普及させることを目的としています。
BELSの様式
BELS評価により取得できる様式は以下のものです。
「住宅」や「建物」の区別に加えて、「ZEH」(ゼロ・エネルギー・ハウス)や「ZEB」(ゼロ・エネルギー・ビル)などのアイコンと組み合わされて表示されています。
1つでエネルギー消費量の削減率10%分を表します。
は、再エネがある場合、その削減量を含んだ削減率を表します。
~告示による様式~
【省エネ性能ラベル】です。※広告等に使用する際はこちらを使用してください
~BELS評価書等の様式~
【評価書】です。
【BELSプレート】です。 ※任意による取得です
【BELSシール】です。 ※任意による取得です
出典:国土交通省 住宅局参事官 建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度 事業者向け概要資料
BELSの評価基準
建築物で消費される一次エネルギー消費量における指標で評価します。
一次エネルギー消費量を用いる二つ目の指標は「BEI」(Building Energy Index)を用います。
このBEI(ビー・イー・アイ)の計算は以下の通りです。
それぞれの基準をまとめた表を以下に示します。
住宅の場合断熱性能は家の形のマークで表します。
UA 値とηAC 値それぞれについて地域区分に応じた等級で評価し、いずれか低いほうの等級を表示します。例えばUA 値の等級が5、ηAC 値の等級が4 の場合、性能表示ラベルで表示するレベルは4になります。
4で省エネ基準を、5以上で誘導基準を達成します。
以下に評価基準を示します。
BELSの評価方法
このBELSの評価は非住宅と住宅でそれぞれ以下に定められています。
非住宅は「標準入力法」、「モデル建物法」がよく使われています。
住宅は「性能基準」、「仕様基準」が一般的です。
終わりに
今回は「BELSの概要」について紹介いたしました。
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